08/2/17(日)午後1時30分から、名古屋・栄の名古屋・YWCAで
「市民みんなで討論しよう これでいいのか政務調査費 シンポジュウム」が
開かれ、100人以上の市民が参加し、大変盛り上がりました。
名古屋市議会では、自民・民主・公明の3会派が領収書1万円以上公開で
まとまりつつあり、それでは全く意味がないと参加者は一致しました。
また、名古屋市議会で領収書全面公開を主張している、日本共産党名古屋市会議員団の
議員と、名古屋市会自民党の議員も会場参加しました。

↑主催者あいさつをする冨田勝三名古屋市議(右端)

↑元名古屋市政担当記者としての経験を話す、内田康中日新聞記者(左)。重鎮市議の手帳は「葬式手帳」と呼ばれるくらい、毎日2~3件葬式の予定が入っている。 「葬式に市議がわざわざ来てくれてありがとう」、という市民の意識が変わらなければいけないと話す。

↑「○万円以上公開という議会での低レベルの議論はくだらない」と話す名古屋市民オンブズマンの新海聡弁護士(右) 。政務調査費の透明性をはかる真の目的は、まともに調査している議員かどうかを判断し、選挙の材料とすることであることを確認したい。ところで、政務調査費がなければ調査できなかったことは実際あるのか。定額支給ではなく、本当に調査したいことがあれば申請して補助金をもらうシステムの方がよいのではないかと他パネリストに質問した。

↑昨年6月から領収書全面公開となった神戸市議会の現状を話す、井坂信彦神戸市議。政務調査費を100万円程度用い、千葉の大学の先生に新会計手法を用いて神戸市の財政分析をしてもらったことがあると発言。パソコンは調査に使っているが、全く私的な部分が無いとも言えないので、私費で購入した。

↑長野県議会は以前から領収書全面公開。月29万円でもつかいきれず、名古屋市議の月55万円、愛知県議の月50万円はとうてい使い切れないと話す、森田恒雄長野県議

↑遅れて参加した、柴田高信愛知県議。議員によっては政務調査費の透明化を主張してきた人もいるが、そのほかの議員は優先順位の問題でそれだけを議論するわけにもいかない。また、議会では多数派工作も必要。議会では3万円以上の領収書公開で合意した。これ以上の議論はタブー視されている。今後も会派内で議論していくつもり。

↑名古屋市議会の現状を話す則竹勅仁名古屋市議(左)。現状の会派は「互助会組織」。すべて会派を言い訳に使っている。会派で拘束をかけ、議案に対して各個人の意見が表明できない現状がある。
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2008/02/20 JANJAN 上野数馬
私たちが変わらなければ議員も変わらない 名古屋「これでいいのか政調費シンポ」
http://www.news.janjan.jp/government/0802/0802181027/1.php
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