自民党品川区議団に支給された政務調査費の領収書を調べたところ、
漫画や推理小説、ポルノ小説などの領収書を添付していたことが07/2/18の
読売新聞の調査でわかりました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070218i501.htm
これらが政務調査費の基準に適合しているのか、また、議員がどのような道義的責任を
とるのかが注目されますが、最も注目すべきところは今回読売新聞が調査した手法です。
公開された領収書には書名は書かれていませんでしたが、本を購入した際に発行される
レシートには「ISBN(国際標準図書番号)」と呼ばれる識別番号が記載されており、
書籍名が特定できるため、今回発覚した次第です。
領収書を全面公開している自治体は、都道府県・政令市レベルでは非常に少ないですが
(岩手県・宮城県・長野県・鳥取県・静岡市)、市町村レベルでは結構多いです。
書籍を購入した際の領収書のISBNまで調べた例はなかったと思いますので、
今後の調査手法として参考にしたいと思います。
ところで、政務調査費を用いた書籍購入事例といえば、平成13年度・愛知県瀬戸市の
自民党瀬戸市議団でハリーポッターを買っていたことが思い出されます。
これは領収書に書名が記載されていたため発覚したのですが、新聞に大々的に
報道された直後に当該議員はその分の政務調査費を返還しています。
発表が前回の統一地方選挙直前だったこともあり、その議員は次の選挙で落選しました。
今回の品川区議会の結果が楽しみです。
議員がきちんと政務調査活動をしているか判断するメルクマールが政務調査費です。
まずは領収書の全面公開を改めて求めます。
--
自民党品川区議団
http://www.shinagawa-jimin.jp/
品川区民オンブズマンの会
http://www.s-omb.org/
全国市民オンブズマン 政務調査費 特設ページ
http://www.ombudsman.jp/seimu.html
--
2007年2月18日3時14分 読売新聞
自民品川区議団、政調費報告に漫画やポルノ小説領収書
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070218i501.htm
--
人気blogランキング