自民党名古屋市議団に2004年度に支給された政務調査費のうち
「個人経費」部分合計1億3500万円の返還を求める住民訴訟の
第1回弁論が、07/1/18(木)午後2時から名古屋地裁民事9部で
行われました。
名古屋市議1人当たり月55万が各会派に支給される「政務調査費」は、
市民に領収書が公開されておらず、「第二給与」との批判が絶えません。
自民党名古屋市議団については、1人当たり月55万支給のうち、
月5万円を団の「共通経費」として、月50万円を個人の政務調査費として
取り扱っております。
この裁判は、当時病気療養中の元市議(すでに死去)に対して、
450万円の政務調査費を支払っていたことが新聞報道で判り、個人経費分
全額の返還を求めて住民監査請求をしたところ、遺族から450万円の返還が
ありましたが、監査結果の中で元市議「に対する政務調査費の支給に
至る経緯が曖昧であり、また、領収証が個人別に特定できず、会計帳簿が
不備であった」との注目すべき指摘がなされた事案です。
領収書が個人別に特定できていない以上、実際に政務調査活動に
支出されたことを証する根拠がないまま、領収証の数字を恣意的に
合算した結果を記入されたものと言わざるを得ないため、返還された
450万円を除く個人経費分全額の返還を求めているものです。
本日の第1回弁論では、自民党名古屋市議団が補助参加してきたこと、
新風自民も補助参加する方針である事が明らかになりました。
自民党名古屋市議団の政務調査費のうち、「共通経費分」については
先日同じ名古屋地裁民事9部で結審したこともあり、「個人経費分」に関する
本日の訴訟でも原告側代理人に裁判官が積極的に質問してくるなど、
大変関心を持っていることが判りました。
次回は07/3/19 13:15~ 名古屋地裁民事9部で行います。
(なお、「共通経費」判決は3/8(木)10:05名古屋地裁民事9部です。)
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・市民オンブズマン 事務局日誌 政務調査費
http://ombuds.exblog.jp/i9
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