名古屋城差別事案の“有識者会議への意見聴取”は、説明開始が終了予定の13分前、説明で予定いっぱいに。実質的な意見の場は延長16分に押し込まれました。
しかも3会議の福祉関係者は28名中10名が重複(約35.7%)、傍聴は報道0/市民2、録音・録画は禁止。約12.9万人の障害当事者に対し、28人(約0.02%=1万人に約2人)の声で「再スタート」と言えるのか——ここが論点です。
再発防止は“形式的ヒアリング”ではなく、“当事者の恒常参画+公開性+期日入り工程表”でしか実現しません。
■何が起きた(事実)
2025年9月4日 福祉のまちづくり推進会議
15:17 説明開始 → 15:30 予定終了(説明で終了) → 15:46 閉会。
「どう実施できるか」を強調した一方、意見はその他を含めても延長16分に限定。座長が意見を求めても発言ゼロ。(のち1人)
3会議の福祉関係者は10名が重複。過去2回の意見集約・フィードバックの公表なし。
■なぜ問題か(数字で可視化)
障害者手帳所持者:129,402人に対し、聴取対象は実質28名(うち10名重複)。
公開性:報道0/市民2/録音・録画禁止。市民的検証が働かない設計。
■私たちの要求(再発防止は“設計”で)
公開性の原則化:録画公開・録音可。
時間配分のルール化:説明:意見=1:2以上。
当事者の恒常参画:常設WG化、重複抑制と選定基準の公開。
フィードバックの見える化:前2回の意見集約・回答を公表。
工程表に期日:再発防止の各施策に期限を入れる。
・2025年9月4日(木)第67回福祉のまちづくり推進会議 配布資料
・名古屋市民オンブズマンによるメモ
■年表
・2023年6月3日:バリアフリー市民討論会で差別発言(問題の起点)
・2024年9月18日:検証委員会 最終報告(是正提案)
・2025年5月16日:総括公表(方向性提示・工程不明)
・2025年8月8日:協議会(市長初出席・謝罪)
・2025年8月21日:市障害者差別解消支援会議(座長が警鐘)
・2025年9月4日:福祉のまちづくり推進会議(意見聴取は残り0分)
■当日の配分:説明で予定いっぱい→質疑は延長16分に
15:17説明開始/15:30予定終了で説明終了/15:46閉会。
名古屋城総合事務所は「意見を聞くだけではなくどうすれば実施できるか」と強調した一方、意見時間は延長分に限定。
磯部座長が委員の意見を聞くも、特に誰も発言をしませんでした。
『職員の苦悩や葛藤』についての説明はなかった、と磯部座長が指摘。
市職員には優秀な方がいらっしゃるので頑張っていきましょうと述べました。
■入谷委員「全市的に当事者参画で進めてほしい」
入谷忠宏・愛知県重度障害者団体連絡協議会事務局長は「1回目の説明会で市長が陳謝した。名古屋城で差別事案が起きても、市バスの乗車拒否など多々起きている。市は当事者のことを考えずに予算や計画を立てている。
『初めから無理』とするのではなく、全市的に当事者参画で一緒に計画を作っていく意識で行ってほしい」と述べました。
(今回、辻直哉委員が欠席した代理で入谷委員が参加しました。入谷委員は3回とも出席して、同様の発言を行いました)
結局、当会議は予定終了時刻を若干延長して午後3時46分に終了しました。
■3会議「福祉関係者」は実質28名中10名が重複 過去意見のとりまとめはせず
福祉関係者28名中10名が重複(35.7%)/過去2回の意見集約・回答の公表なし。
今回名古屋城の差別事案を説明した3会議は、それぞれ学識経験者と福祉関係者で構成されています。
名前を書きだしてみました。
・2025年8月8日 名古屋市障害者施策推進協議会 学識経験者5人 福祉関係者15人
・2025年8月21日 名古屋市障害者差別解消支援会議 学識経験者2人 福祉関係者15人
・2025年9月4日 福祉のまちづくり推進会議 学識経験者3人 福祉関係者11人
学識経験者はいずれも別の人でしたが、福祉関係者は10名が重複していました。
2025年9月4日福祉のまちづくり推進会議では、過去2回でどのような意見が出たかは報告がありませんでした。
■代表性は担保されていない
名古屋市各種障害者手帳所持者数は以下です(令和3年度末)
・身体障害者手帳 78,397人
・愛護手帳(療育手帳) 19,637人
・精神障害者保健福祉手帳 31,368人
今回3会議で大変よい意見がでましたが、10万人を超える障害者のうち実質28名の意見を聞くだけでよいのでしょうか。
今後、名古屋市議会が2025年9月12日(金)から始まります。ぜひ関心をもって傍聴しましょう。
再発防止は“設計”で決まります。 当事者の恒常参画・公開性・期日入り工程表
――この3点を、2025年9月12日(金)開会の名古屋市議会で必ず前に進めましょう。
■あなたにできること(今週から)
①シェア:この記事を拡散し、事実を知ってもらう。
②議会で問う:2025年9月12日(金)開会の名古屋市議会で、上の5項目を質疑要望。
宛先:お住まいの選挙区の市議+所属会派幹事長+所管委員会(市議会経済水道委員会)
期日:2025年9月12日(金)定例会開会〜代表質問前までに要望送付
件名:【要望】名古屋城差別事案の再発防止と公開性の確保について
本文(要旨):・会議録画の原則公開・録音可
・説明:意見=1:2以上をルール化
・当事者の恒常参画(常設WG)、重複抑制・選定基準の公開
・過去2回の意見集約と回答の公表
・期日入り工程表の提出
③支える:オンブズの監視継続に参加・寄付で力添えを。
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・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
・名古屋市民オンブズマンブログ 名古屋城問題
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