市民オンブズマンインターンレポート 第五期インターン生 酒井 玲奈
私が、市民オンブズマンのインターンに参加した理由は、以下の3点である。
第一に、NPO等の市民活動に関心があり、本格的に関わってみたいと考えていたことである。第二に、市民の政治参加ということに関心があったことである。第三に、時々新聞に載っている市民オンブズマンという組織が実際にどのような活動をしているか知りたかったことである。
そして、実際インターンに参加して、情報公開請求やランキングの作成を行う中で、自分の意識は次のように変化した。
今まで私は一市民が政治や社会を変えることはできないと、「政治的無力感」を感じており、新聞などを読んでいても、そこに書かれている記事の内容をどこか他人事のように感じていた。しかし、インターンをする中で、もしも市民一人一人が「団結」し、「法」という道具を用いれば、動かせないと思っていた行政や議会を動かせるということがわかった。
私たちにできることは少しかもしれない。しかし、私たちには確実に社会を変えられる力がある。このようなことを実感した。
また、いろいろな人と話すこと、いろいろな場所に足を運ぶことで、視野が広がった。事務局長の新海先生、事務員の内田さん、同じインターン生の堀内さんをはじめとし、大勢のボランティア、アルバイトの方、役所の方などと話すことができ、非常に楽しく、勉強になった。さまざまなアドバイスを頂いたり、昔の思い出話を聞いたりなど、今まで受けたどんな講義よりも今後の糧になるような話をたくさん聞くことができた。特に、内田さんの学生時代のボランティア談や新海先生の弁護士業務の話を聞いたのが印象に残っている。
また、市役所や高等裁判所、名古屋市議会など近くではあっても用事がなければ行かないようなところに何度も足を運んだ。また、東京にも交通費支給で行くことができた。これもインターンをしていなければできなかったであろう経験であろう。
このほかにも、行政関係の知識やPC技術が身についた。
最後に、インターンの経験を踏まえての今後のヴィジョンについて語ってみたい。インターンをする中で、市民活動の楽しさを知ったので、これからも市民活動を続けていきたい。具体的には、国際協力の活動を行っているNGOの活動に参加してみたいと考えるようになった。当面は、かつて内田さんがボランティアをしていたI-CANというフィリピンの支援をしているNGOのボランティアをしていきたいと考えている。もちろん、市民オンブズマンにもこれからも関わっていきたいと考えている。
将来の職業は、まだはっきり決まっていないが、NGOや国際機関などで働きたいと考えている。
それでは、名古屋市民オンブズマンのみなさん、2ヶ月間大変お世話になり、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
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