25/1/6(月)広沢一郎名古屋市長年頭会見で、カスハラ防止対策に関して「桑名市が罰則付き氏名公表条例を作った。愛知県の動きを見ながら今後検討する」と発言しました。
・25/1/6(月)広沢一郎・名古屋市長年頭会見(名古屋城、ハラスメント部分)
(名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし)
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以下感想
広沢市長が述べていた「桑名市カスタマ―ハラスメント防止条例」は、事業者等(市内において事業活動(特定の目的のために行われる一切の活動をいう。)を行う個人又は法人その他の団体をいう。)とのこと。
所管の桑名市産業振興部商工課に確認したところ、「事業者等には桑名市役所も含まれる。市職員に対して外部の人・客がカスハラをした場合。市職員内部のパワハラは対象外」とのことでした。(パブコメ件数は0件)
・桑名市カスタマーハラスメント防止条例
・桑名市カスタマーハラスメント防止条例 パブコメ
また、愛知県は「カスタマーハラスメント防止対策に関する協議会」を設置しています。
2024年名古屋市長選挙 広沢一郎マニフェスト(20244年11/8原案、11/10,13,16補足)には、カスハラについて記載はありませんでした。
パワハラについても記載がありませんでしたが、「『名古屋城バリアフリーに関する市民討論会』における差別事案に係る検証について(最終報告)」を踏まえ、「市長及び副市長のハラスメント事案に関する第三者調査委員会」が24/11/13に委嘱されています(審議内容非公開)。
・24/9/18 「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」に おける差別事案に係る検証について(最終報告)
職員に対するヒアリング結果【第2回目 令和6年5月実施】
・(副市長に何か意見を)言いにくいどころか言ったらなんか、それこそパワハラ的に発言されましたから。
・(意見の相違があって溝が埋まらないというレベルではなくて)「これはこうこうですよね」って話を副市長の方にすると、「だったらお前市長に説明してこい、お前!」って、かなり語気を荒げて話をされましたので。これ複数聞いてて当然理解はしてますけど、今頃だったら、パワハラでかなり物議を醸す。ここ数か月の変化ありましたですけど。少なくともそういう時代としては、そこまでありましたから。それ発言しやすい雰囲気じゃないですよ。
・(意見の相違とか議論っていうレベルではなくて、ハラスメントに近いような雰囲気が)ありました。
・市長についても、ちょっと追加で申し上げると、再三、市長レク、12月までの公募の案件の時もそうですけど、それ以降の市民討論会の出来事があったその後もそうなんですが、再三、市長が、もう結局この自分の思うような史実に忠実な復元ができんかったら、切腹してもらわないかん。切腹っていう発言は、少なくとも4,5回は聞いています。切腹しないかん、切腹してもらわないかん、切腹だわ。もう言い方悪いですけどちゃんと。ただ、戯言でお話されているのかもしれませんけど、東郷町長じゃないですけど、レクの中でそういう発言を単なる勢いじゃなくて、繰り返し発言をされること自体が、れっきとしたパワハラだと思うんです。
・(副市長は市長の切腹発言を聞いているだけで)止めてません。だからどっちかというとそういう意味でいくと、言っては悪いですけど、パワハラが常態化してるところも含めて、そういうやっぱり圧がかかる中で、「市長の言ってることがわからんのか」みたいな話も含めて、我々としては抵抗してきただけのことというふうには理解してます。
「名古屋市パワーハラスメントの防止等に関する規程」には、「局区等の長は、パワーハラスメントの防止及び排除のため、次に掲げる措置を講じなければならない。」とありますが、市長、副市長については記載がありません。
・名古屋市パワーハラスメントの防止等に関する規程
カスハラ対策も大事ですが、まずは「身内」である名古屋市役所内部でのパワハラ・セクハラその他ハラスメントを無くすことからはじめてはどうでしょうか。
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