25/1/6(月)広沢一郎名古屋市長年頭会見で、名古屋城木造復元事業について「謝罪すべきところは謝罪する。時期を定めるものではない」と述べました。
・25/1/6(月)広沢一郎・名古屋市長年頭会見(名古屋城、ハラスメント部分)
(名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし)
広沢市長:あとやはり名古屋城につきましてはですね、これ停滞してる中ではありますけれどもこちらもそのね例の課題となっているところに対して、謝罪すべきところは謝罪をし、そして再度スタート地点に立って、そこから着実に進めていくと、こういう手法をもちましてですね、特に時期を定めるものではございませんけれども、なるべくその拙速とならない範囲で1日も早くという思いはもっております。
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以下感想
「差別発言を受けた障害者に謝罪すれば木造復元事業が再開できる」という認識は誤りです。
24/10/9に佐治独歩観光文化交流局長は「総括を早急に始めたい。その中で局としての再発防止策も講じる必要がある。それを成し遂げた上で、差別発言を受けられた方に局として謝罪をし、まず受け入れていただく。
障害のある方も含めた市民全体に報告をし、市民全体の合意理解を得た上ではじめて対外的なしっかりした検討が再開できると考えている」と述べています。
・局としての総括は始まり、終わるのか。
・再発防止策はいつできるのか。
・差別発言を受けられた方に謝罪はいつになるのか。受け入れられるのか。
・障害のある方も含めた市民全体に報告はいつなのか。
・市民全体の合意理解を得るのはいつなのか。
それと並行し、名古屋城木造復元事業を複雑化させている木材購入(2016年度~2023年度で木材の製材等41億6370万9000円)はなぜ市議会の附帯決議に反してまで強行されてしまったのかも明らかにすべきです。
保管料は1年間で1億円にも上ります。
文化庁から長年指摘されて続けている石垣の保存対策工事ははたして何年かかる見込みなのか。
そのうえで、竣工時期を明確にして収支見込みを見直し、あらためて市民にこのまま木造復元事業を進めるべきなのか問うべきだと考えます。
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今後の予定
・25/1/6(月)まで 名古屋市令和7年度予算要求内容の公開及びご意見募集
・25/1/18(土)14時~ 「名古屋城の有形文化財登録を求める会」月例勉強会 市政資料館
・25/1/27(月)13時~ 令和6年度第1回名古屋市障害者差別解消調整委員会・
令和6年度第3回名古屋市障害者差別解消支援会議(合同開催) 名古屋市公館
・25/2/15(土)14時~ 「名古屋城の有形文化財登録を求める会」月例勉強会 市政資料館
・25/3/15(土)14時~ 「名古屋城の有形文化財登録を求める会」月例勉強会 市政資料館
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・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
・名古屋市民オンブズマンブログ 名古屋城問題