名古屋城木造復元事業をめぐり、名古屋市が小天守閣東側に鉄骨スロープを付ける計画をしている件で、名古屋市は、2022年11月29日に、河村たかし名古屋市長にスロープの件を説明していたことが、名古屋市民オンブズマンの情報公開請求で判明しました。
・河村たかし名古屋市長への説明資料(令和4年11月29日)
スロープ対応案
残念ながら、面談記録、議事録、メモは不存在となりました。
23/3/22に開催された特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議天守閣部会(第28回)で「地上-小天守-大天守地階の鉄骨スロープ」案が提案され、了承されました。
・23/3/22(水)特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 天守閣部会(第28回)配付資料
・名古屋市民オンブズマンによるメモ
しかしながら、同日、河村市長はマスコミ取材に対し、名古屋市が提案した鉄骨スロープについて、「初めて聞いた。全然聞いてないけど。鉄骨で作るのはいかん。鉄骨は根本的にいかん」と述べたとのこと。
23/3/24に開催された特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議(第55回)では、上田剛・名古屋城総合事務所所長は鉄骨スロープについて「事前に名古屋市が説明して、市長の了承も得ていた」と述べました。
今回の情報公開請求で、上田所長の「事前に名古屋市が説明した」が確認取れました。
市長が了承していたかどうかは書類上は確認できませんでしたが、市長と市の方針が食い違うのは大問題です。
今後、市長と市の認識を改めて問い直したいところです。
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なお、23/3/22資料ではスロープの傾斜は示されていませんでしたが、今回開示された22/11/29市長説明資料では、傾斜が約1/8~1/15とされていました。
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー法)の政令によれば、屋内の通路の傾斜路の幅は120cm以上、勾配は1/12以下とされています。
大天守内はいずれも1/8-1/10といずれも上記政令に反しています。
23/3/24名古屋城跡全体整備検討会議(第55回)で、荒川主幹は「外部の傾斜は1/15。内部の傾斜は1/12を超える部分もあるが、運営面で工夫したい」と述べています。
・23/3/24 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議(第55回)
名古屋市民オンブズマンによるメモ
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・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
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