名古屋市は23/1/10に「令和5年度予算要求に対する財政局査定内容の公開」を行うとともに、予算要求(追加及び変更分)の内容についてのご意見募集を23/1/10(火)-23/1/20(金)まで行うと発表しました。
一般的に、自治体の予算編成過程は以下のように行います。
予算編成方針
↓
各部局の予算要求
↓
財政部局査定
↓
首長査定
☆予算案
↓
議会審議、決定
↓
執行
多くの自治体では、予算案が議会に提出されるまでは行政内部においてのみ予算編成権が行使されてきており、このプロセスに市民が関与するための具体的手段はほとんど制度化されてきませんでした。
そんな中、予算の編成や執行の過程に住民が参加する「参加型予算」の取り組みが一部自治体において見られるようになり、参加型民主主義の一つの方向として注目されています。
全国市民オンブズマン連絡会議では、2022年9月に「参加型予算」の一つである予算編成過程の公開度・住民参加状況を調査しました。
20政令市中、予算編成過程中に市民が意見を言える制度があるのは、名古屋市と北九州市のみでした。名古屋市は100点満点中83点で、政令市でトップでした。
・22/9/22 全国市民オンブズマン連絡会議
予算編成過程・住民参加状況調査結果概要
詳細
名古屋市は、「予算編成の透明性の確保と市民意見の予算への反映に関する条例」に基づき、当初予算の各部局の予算要求や財政部局査定、首長査定を公開するとともに、各部局の予算要求時に市民意見を募集し、予算案が確定した後に「市民意見の内容及び市の考え方」を公表してきました。
・予算編成の透明性の確保と市民意見の予算への反映に関する条例
・予算編成の透明性の確保と市民意見の予算への反映に関する条例施行細則
調べたところ、令和3年度当初予算案からは、各部局の予算要求時だけでなく、財政部局査定後も市民意見を募集していたことが判明しました。
経緯を名古屋市財政局財政課に質問したところ、「財政局査定時点で当初の予算要求時より一定数の追加、変更が毎年度発生していた。
条例の趣旨からして、財政局査定時点でも市民から意見を求めるべきではないかという意見が財政課ででたため、追加変更についても2回目の意見募集をするべきとなった。
なお、要綱等の変更はなかった。」とのこと。
せっかくの市民が予算編成過程に意見を言える機会です。
公開された資料を読んで、ぜひ意見を言いましょう。
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・22/9/24 名古屋市民オンブズマン 内田隆 発表動画
予算編成過程公開実情報告(名古屋市)
・22/9/24 名古屋市民オンブズマン発表資料
・22/9/24 名古屋市民オンブズマン発表パワーポイント
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・第29回全国市民オンブズ米子大会2022
・名古屋市民オンブズマン・減税・予算編成過程の公開
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