22/8/4に愛知県個人情報保護審議会が開催され、個人情報の保護に関する法律の改正に伴う個人情報保護制度の見直しについて(答申)(案)が議論されました。
・22/8/4愛知県個人情報保護審議会 配付資料
審議会の傍聴はパソコン持ち込み不可、録音禁止でした。
事務局の県職員が、答申案を全文朗読し、それに対して委員が質問する、というスタイルでした。
合計50分で終了しました。
個人情報ファイル簿に関し、どうして1000人以上で個人情報ファイル簿を作るのか、実務上はどうなっているのか、1000人以上の割合はどうなっているのかと質問がありました。
事務局は「1000人以上というのは政令で決められているから。理由を個人情報保護委員会に聞いたところ、『保護と事務の効率性を勘案したから』とのこと。1000人以上のものを県全体で数えてみたが、1000以上はある。
1000人未満の個人情報ファイルは膨大で数えられなかった。
実務上は、行政文書ファイル管理簿で1000人未満の個人情報ファイルの所在が確認出来るし、請求する人はファイルがあることを知っていることも多い。
なお、『1000人以上になると個人情報ファイル簿を作ることになり面倒くさいから、2つに分割して個人情報ファイル簿を作らないでおこう』とすることはないように、今後県職員に徹底したい」としました。
今後、若干の字句の訂正を行い、答申を完成させるとのこと。
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愛知県個人情報保護審議会は、実質審議が2回で終わりました。
名古屋市個人情報保護審議会は、すでに7回審議をしています。(しかし、2022年度になってからの報告がweb上にはありません)
愛知県個人情報保護審議会では、オンライン結合や本人収集原則、目的外利用の際審議会に聞くことなどは特に論点となっていませんでした。
審議結果や資料をホームページにすぐに載せる、神奈川県情報公開・個人情報保護審議会とは大違いです。
愛知県に答申を出したあと、パブリックコメントを募集するのでしょうか。
各地で、条例改正についてパブリックコメントが募集されています。
・【全国】個人情報保護審議会リンク集
今後、愛知県議会に条例改正案が提案されることになります。
注目していきたいです。
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名古屋市民オンブズマン 個人情報保護条例特集
全国市民オンブズマン連絡会議 個人情報保護条例問題