名古屋市は、松雄俊憲・観光文化交流局長を副市長として議会に提案しました。
令和3年11月25日 名古屋市議会運営委員会・協議事項
松雄観光文化交流局長は、これまで河村たかし・名古屋市長の名を受け、名古屋城木造復元に邁進してきました。
議会同意案件なので、議会がどのような判断をするのか注目です。
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以下松雄局長語録
・19/8/5松雄局長「名古屋市は木造復元をやりたい。穴蔵調査を最終的にやりたい。ご理解頂けないか」
千田嘉博・奈良大学教授「穴蔵調査は木造天守閣が耐えられるか調査するために必要。でも文化庁に別のうその理由で発掘調査を申請するのは認められない。名古屋市の方針はわかるが、文化庁の現状変更許可を取ってから、大いに議論をする。」
・19/9/18 浅井正仁市議(自民)「6月議会の際、松雄局長が『観光文化交流局と石垣部会の意見が相違があれば石垣部会の委員はやめていただく』と発言した。
9月議会の際、松雄局長『ある大物国会議員で頼んであるからうまくいく。名前は市長に聞いてくれ』と言われた」
・19/9/18 松雄局長「文化庁も将来的な木造復元の方針があるならば、本来解体と復元は一体として申請されることが望ましいと考えているとのこと」
・19/9/25 松雄局長「技術提案交渉方式は2022年12月という期限がある。どれくらい延ばすことができれば、技術提案交渉方式の範囲内で収まるのかは難しい問題。弁護士からは『10年は長すぎる。MAXでも5年のなかというスケジュール感を持っている」
渡辺義郎市議(自民)「石垣部会との関係をどう修復される気か」
松雄局長「私の不穏当な発言もあり、希望通りにいくということはまいらんだろうと考える。私も含めて謝罪をさせて頂き、関係を一から構築する以外にないと考える。市長トップに関係を修復したい」
・19/12/7 市民向け説明会 会場「松雄局長は人の命の大切さを知らない」
→松雄局長「国民の生命と財産を守るのが私ども公務員しての最大の使命。人の命を軽視する、あるいは人権をないがしろにする、それは絶対に認めないといったような姿勢」
・19/10/3 松雄局長「名古屋城天守閣木造化について、新たな竣工時期として2027年を目指すとは言っていない。基本協定の有効性が保持出来る期間として概ね5年程度ではないかと弁護士から言われたと言った。」
・20/3/20 松雄局長 外構工事石列毀損について「委員の先生方は、この問題についていろいろ言いたいことがあると思う。一切言い訳はしない。検討して対処方法を出したい。」
・20/5/14 松雄局長「これまでは工期ありきで、無理に無理を重ねてきた。まず審議会の中で、この手順でよいかを把握し、安全なものに全力を挙げていきたい。市民にわかりやすく説明をし、ご理解頂きながら進んでいきたい」
・20/9/18 松雄局長「基礎構造は、この事業の中で最も重要な部分であり、その確定までには相当の期間を要すると考えておりますことから、現時点では具体的な検討案をお示しすることはできません。」
・20/10/7 松雄局長「事務方としては工程を積み上げると2028年10月と出たとした。なかなか読めない部分がある。
1)2022年の基本協定の有効性をしっかりするには市として竣工時期をさだめないといけない。
2)総務省から505億円の観光その他債の起債を認めてもらった。収支を合わせた形で収支計画を出さないといけない。市としての竣工時期を決めたあとに、もう一度収支の状況を総務省に出す必要がある。
・20/12/17 松雄局長「2020年10月に起こした2件の毀損について『名古屋城総合事務所としては毀損事案ではないと認識しているが、いったん毀損届を出すと行政として決めたのなら、法に基づき期限内に提出すべきだったと反省している。」
・21/1/8 松雄局長「名古屋市と密接に連携するために、木造復元に係る諸課題を調整するためのパイプ役として来年度も名古屋城からの職員派遣を受ける内諾をしてもらった」と発言。
文化庁「名古屋市からの実務経験者を受け入れているからといって、名古屋市に対して忖度などはありえない。まして木造復元の調整のためという趣旨は一切無い」。
・21/2/19 松雄局長 石垣部会の赤羽一郎氏に送付したメール
「一昨年4月に観光文化交流局長を拝命し、その年の6月までは市長の主導の名古屋城木造復元を実現しようと思っておりました。
この(市長の)やり方では決してうまくいかないことを認識し、市長との公約としての木造復元ではなく行政ベースの木造復元に大きく舵を切っており、その進め方として、従来に戻ることは私がいる限りありません。」
・21/6/28 名古屋城現天守閣解体申請書を取り下げるかという質問
松雄局長「取り下げます、市長と相談します」→「取り下げます」→「出し直す」→「見直す」→『取り下げは致しません』
・21/7/27 松雄局長が文化庁訪問時、名古屋城現天守閣解体申請書を「一旦返却してもらった」と強弁
・21/9中旬 浅井正仁市議(自民)「経済界の重鎮から『松雄局長から、木造復元を妨害しているのは自民党』と言われたと聞いた。」
・21/9/27 松雄局長が文部科学省文部科学大臣室を訪問時 復命書に会った相手が記載なし。内容も極めて簡易
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・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ