名古屋市民オンブズマンは、「名古屋城天守木造復元事業に関し、『基礎構造に係る調整会議』を指す文言が含まれ、佐治名古屋城総合事務所長が特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議及び各部会の構成員に送ったメール、上記メールへの返事」を情報公開請求し、21/7/6に一部開示決定がでました。
名古屋城木造復元に関し、竹中工務店が提案した「はね出し架構」は遺跡を破壊するとして、石垣・埋蔵文化財部会が反発してきました。
石垣・埋蔵文化財部会と天守閣部会が合同で『基礎構造に係る調整会議』を開催しようということになりましたが、20/10/22に設置を了承したにもかかわらず、8ヶ月後の21/6/27になってようやく「調整会議」が開催されました。
今回、佐治所長が各部会構成員に送ったメール・上記への返事のうち、「調整会議」という文言が含まれるもののみを開示請求しました。
しかしながら、肝心の部分の中身は非公開でした。
21/6/27「調整会議」は非公開で開催されました。
また、「調整会議」の配付資料は、業務量の増大を理由に21/8/11まで延長になっています。
いったい佐治所長は石垣・埋蔵文化財部会構成員になんとメールを書いているのか。
各構成員はどのような思いなのか。
木造復元の最重要課題である基礎構造は、市民に全く知らされずに議論されています。
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