名古屋市民オンブズマンは、名古屋城天守閣整備事業実施設計業務委託について、
・支出命令書(令和2年度分)
・変更契約書
・名古屋城天守閣整備事業先行工事(木材の製材)に基づく、支出命令書(令和2年度分)
を情報公開請求して開示されました。
実施設計に関し、当初は2018/4/9-2020/5/29まででした。
しかしながら、2021/3/26まで延長しました。
今回、2022/3/25まで再延長していたことが判明しました。
2020年度に実施設計業務委託のために支出した金額は25,737,261円でした。
また、木材の製材の為に支出した金額は9007万円でした。
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実施設計契約は、名古屋城木造復元の詳細を確定するきわめて重要なものです。
しかしながら、既存の石垣遺構を破壊する「跳ね出し架構」に代わる基礎構造はいまだに具体化されていませんし、基礎構造を検討する『調整会議』も開かれていないようです。
また、バリアフリーについても、具体的なことは決まっていませんし、国際コンペも昨年度末までには開始されませんでした。
実施設計は、建築審査会、文化財保護審議会、復元検討委員会、消防長同意、構造安全性審査、防災計画評価が得られてはじめて完成します。
(2016年3月25日 竹中工務店 技術提案書 29ページより)
耐震・耐火・避難計画についても、どのような状況になっているのかまったくわかりません。
そもそも「名古屋城天守閣整備事業に関する基本協定書」第4条では天守閣の完成期限を2022/12/31にしていますが、
2019/8/29に、河村市長はようやく2022年末復元を断念と発表しました。
その後完成期限を基本協定書上どうしているかは不明です。
いつまで、見通しの見えない事業に税金と労力をつぎ込むつもりなのでしょうか。
新型コロナウィルスは全世界に猛威を振るっており、外国からの観光客がいつになったら戻ってくるのかも不明です。
「入場料だけでまかなう」とした収支計画がどのようになるのかも不明です。
なお、名古屋市民オンブズマンは、名古屋城天守閣整備事業実施設計業務委託 契約書(令和3年3月26日)記載の「変更概要書」を追加で情報公開請求しました。
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
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