名古屋市民オンブズマンのメンバーが一宮市民生委員・児童委員活動費用弁償費について5回目の住民監査請求を愛知県監査委員に対して行った件で、県監査委員は21/5/12に棄却決定を出しました。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kansa1/0000082137.html【監査理由】
1)平成29年度分 前回の住民監査請求結果で「直ちに違法若しくは不当な公金の支出等とまではいうことができないと判断」
2)5連区における平成30年度及び令和元年度について
・基本的に各委員に弁償費が直接交付されていた事は認められた。県の財務会計行為は完了したと言える。
・5連区では協議会の定例会の場において弁償費と同額を徴収していることが認められた。
いずれの連区においても、協議会の活動に必要である旨を説明した上で、それらに要する費用として徴収していた。
【住民監査請求人の感想】
今回の監査請求は陳述までに45日と従来の2倍以上の日数が経過しており、監査はほとんど終了していたと思われる。従って陳述で述べた4点について満足な回答が得られなかったと思う。
特に第1回訴訟で県健康福祉部長が改善されたことが守られていないことに対する調査ができていない。しかし一旦民生委員に全額支払われておりその時点で、住民訴訟の対象外になるとのことであり、特に市の場合決めたことを守らせる気もなく守らせることができるよう規則・要綱等を改悪している現状を目の当たりにしており一宮市民生委員協議会の常識的改革は民生委員の選定にある事を痛感しました。
しかし、神山連区の協議会では、令和元年12月以降、弁償費と同額の積立金徴収は取りやめとなったこと
葉栗連区の協議会では、令和2年下半期以降は協議会に必要な費用はその都度徴収するこにしたとのこと
木曽川町連区の協議会では、協議会に必要な費用について今後の徴収の在り方の検討を始めたとの一部改善の報告もあるが、丹陽町連区・大和町連区は連区内に一宮市民生委員推薦会の現職のメンバ-が在籍しているにもかかわらず改善の意欲は感じられません。今回監査請求通知の資料を情報公開請求中であり入手後、一宮市民生委員協議会について総括報告を行うつもりです。
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名古屋市民オンブズマン 民生委員問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/minsei/index.htm