名古屋市民オンブズマンは、名古屋城の件で、2018/7/9に名古屋市東京事務所を訪問した際の復命書、持参資料を情報公開請求したところ、名古屋市観光文化交流局観光交流部観光推進課は「復命書の保存期間は1年で、廃棄処理が完了している」として不存在決定を出しました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/210226.pdf名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所保存整備室は21/3/31まで延長決定を出しました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/210226-2.pdf--------
そもそも、本件は21/2/12に特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 石垣・埋蔵文化財部会(第40回)で、赤羽一郎・前名古屋市文化財調査委員会委員長は「2018年に石垣部会メンバーと名古屋市東京事務所に行って文化庁と話をしたことがある。」と述べたことから発覚しました。
名古屋城総合事務所職員は、定期的に文化庁を訪問していることは承知していましたが、名古屋市東京事務所を訪問しているかどうかは、外部からわかりようがありません。
たまたまこのような形で発覚しても、「復命書は1年保存」と言われたら、どうしようもありません。
国や他自治体の標準文書保存期間基準を調べてみたところ、県外出張の復命書は3-5年が多いようです。
・名古屋市情報あんしん条例施行規程
https://www1.g-reiki.net/city.nagoya/reiki_honbun/i502RG00001058.html 赤羽委員は「『復元天守の実施設計に必要な調査を、無理矢理石垣保全を理由にすり替えることは慎むべき』と話し合ったことが記憶にある。非公式なので議事録なんかないと思うが。」と述べています。
石垣部会・名古屋市・文化庁が集まって、市民のチェックの目が届きにくい場所で行った非常に重要な会議について、事後的に市民がチェック出来ないのは、到底納得いきません。
名古屋市情報あんしん条例施行規程の内容並びに解釈を変更するとともに、2018/7/9の会議で何が話し合われたのか、名古屋市は市民に説明すべきです。
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm