20/9/14に河村たかし名古屋市長定例記者会見がありました。
記者から「文化庁からの現天守閣解体にあたっての指摘事項4項目について、もともとは2020年10月に返事をするスケジュールだったが、名古屋市は2021年4月に返事をするスケジュールを示した。城が完成するまでの影響は」と聞かれた河村市長は、「とにかく全体的な大きな根本的影響はないと思ってますけどね。文化庁さんの方からも進めましょうやと。」と述べました。
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名古屋市民オンブズマンは、これまで名古屋市が文化庁を訪問した際の復命書を情報公開請求していますが、一回も「文化庁さんのほうからも進めましょうやと」がわかる資料は開示されたことがありません。
万が一そのような資料があるとしたら、一刻も早く市民に開示すべきです。
・文化庁とのやりとりの肝心なところはいまだに非公開
(名古屋市民オンブズマンが現在情報公開訴訟中)
・「指摘事項」について、文化庁への返事が少なくとも半年延びた
・上記「指摘事項」については現天守閣解体についてであり、「木造復元」については名古屋市は現状変更許可申請も文化庁に正式には提出出来ていない。
・「木造復元」について、文化庁がどのような判断をするかは、申請書が出されるまでわからない
・特に問題となっている、木造天守の基礎構造である「はね出し架構」について、代替案はいまだに公開されていない。
にもかかわらず、2028年10月頃に名古屋城木造復元を予定しているということに「全体的な大きな根本的影響はないと思ってます」と河村市長は述べた、ということです。
木材保管の費用だけで年間1億円がかかっています。
未曾有のコロナ禍の中、名古屋城木造復元を市民に情報を知らせず強引に推し進めているのが河村たかし名古屋市長です。