20/5/14 名古屋市議会経済水道委員会が開催されました。
・20/5/14 名古屋市観光文化交流局 経済水道委員会説明資料
名古屋城における遺構のき損事故再発防止対策及び天守閣整備事業に係る「新たな工程」の素案について
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/200514.pdf・20/5/14 名古屋市観光文化交流局 名古屋城総合事務所
名古屋市教育委員会事務局 文化財保護室
特別史跡名古屋城跡における遺構のき損事故再発防止対策(中間案)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/200514-1.pdf・20/5/14 名古屋市議会経済水道委員会(名古屋城部分)
(名古屋市民オンブズマンによる半自動文字起こしアプリによる文字起こし)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/200514-2.pdf20/3/2に特別史跡名古屋城跡の石列を毀損するという前代未聞の事故を起こした名古屋城総合事務所は、再発防止策を取りまとめ中です。
また、天守閣木造復元事業は当初の2022年竣工目標を断念し、「工程を積み重ねれば2028年までにできる」としてきましたが、上記毀損事故を踏まえ、「石列毀損再発防止策が理解されるまで、木造復元はスタート位置に立てない」 (20/3/31 蜂矢主幹発言)としています。
今回の経済水道委員会では、まず再発防止策について議論になりました。
渡辺義郎市議(自民・北区)が「(石列を毀損した)業者に何も責任はないのか?」と質問し、佐治名古屋城総合事務所所長は「工事を発注する上で、過去の試掘結果や埋まっている可能性を伝えていなかったのが(名古屋城総合事務所の)最大のミスなので、我々に責任があると考えている」としました。
次に、工程について議論になりました。
江上博之市議(共産・中川区)は、「①現天守の解体や仮設物設置が石垣等遺構に与える影響 ②基礎構造のはね出し架構について、今年7月か8月にできるような書き方がしてあるがそんな段階か」と質問しました。
名古屋市観光文化交流局名古屋城調査研究センターの村木副所長は「①については今年度に入ってできるだけ早く行う計画を立てていたが、昨今の事情で有識者会議等が出来ず、調査が遅れている。状況が許せば早急にお諮りして調査を開始したい。」としました。
早川主幹は「②については穴蔵石垣試掘調査の結果をもって見直しを考えたい。2ヶ月程度遅れているが、全体の中で吸収していければよい」としました。
江上市議は「毀損事故の再発防止策ができてから次へ進めないと考えているのか」としたところ、佐治所長は「まずは毀損の再発防止策を徹底して整理したい」としました。
浅井正仁市議(自民・中川区)は「2020年2月の教育委員会で、教育長は『文化庁の理解を示さなければ副申書は出さない』と明言した。この中間案は正式には文化庁になにもやっていない。御深井丸や穴蔵とかの現状変更許可をとるタイミングはいつなのか。再発防止策が認められたときか、毀損部分の修復案を出したときか、全て修復したときか」と質問しました。
佐治所長は「詳細を文化庁と詰めているわけではないが、私どもとしては、まずは再発防止対策を部会にかけ、意見を頂いて修正して全体会議に戻し、そこで意見を頂いて中間案をとって文化庁に提出したい。文化庁の了解を頂いて整理がついたとしたい。その後必要な調査については、その後努力しながら現状変更許可の手続きをとっていきたい」としました。
浅井市議は「工程はいいかもしれないが、工期自体は何の意味もない。新型コロナ、毀損とわからない状態。調査が始まってから8年と10ヶ月で間違いなくやるのか」と
質問したところ、荒川主幹は「調査がスタートしてからの期間と考えている」としました。
浅井市議は「吸収とはどこで吸収するのか。2022年の完成の時と同じように思えてしょうがない。本当に名古屋市いいのかなって思う。工期にとらわれず、『調査をしてから』といった文言に変えた方がよい」としました。
松雄観光文化交流局長は「これまでは工期ありきで、無理に無理を重ねてきた。まず審議会の中で、この手順でよいかを把握し、安全なものに全力を挙げていきたい。市民にわかりやすく説明をし、ご理解頂きながら進んでいきたい」としました。
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特別史跡名古屋城跡内を発掘調査をするには、文化庁の現状変更許可が必要です。
それには、名古屋市教育委員会の「副申書」を付ける必要があります。
現在、石列毀損事故の再発防止策を策定中です。
20/3/13名古屋市議会教育子ども委員会で、市教育委員会の富沢部長は「経緯、原因究明を行い、事態を収拾し、文化庁等関係者の理解を得るのが最優先で、それらが整うまで次のステップには進めないと考える。正直どれくらい時間がかかるのか全く想像が付かない」としました。
1)再発防止策(案)策定
2)部会に再発防止策(案)をかける
3)全体整備検討会議に再発防止策(案)をかける
4)文化庁に再発防止策(案)を提出する
5)文化庁が再発防止策(案)を了解する
上記ができてはじめて、①現天守の解体や仮設物設置が石垣等遺構に与える影響の検討 ②基礎構造のはね出し架構の再検討 ができます。
しかも②については、穴蔵石垣試掘調査の結果を待ってから行います。
穴蔵石垣試掘調査も、現状変更申請が必要です。
今回も名古屋市は工程表を示してきましたが、穴蔵石垣試掘調査は2020年夏頃終わる予定となっていました。基礎構造検討も2020年夏過ぎとなっていました。
スケジュールは全くめどが立っていないといっていいでしょう。

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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
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