20/3/12に名古屋市議会経済水道委員会が開かれました。
20/3/12 名古屋市議会経済水道委員会配付資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/200312.pdf20/3/12 名古屋市議会経済水道委員会(名古屋城部分)
(名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/200312-1.pdf名古屋市が名古屋城重要文化財等展示収蔵施設の外構工事の際、遺構の石列を毀損したことについて引き続き審議がされました。
浅井正仁市議(自民・中川区)は「他の市町村の模範だとか名古屋市の人々がここまでやるのかと文化庁に説得するような再発防止策は、本当に2週間でできるのか」と質問したところ、松雄局長は「異動する前に姿勢として3月末までにだしたい」としました。
浅井市議は「再発防止策は全体整備検討会議や石垣部会等部会にかけられるのか」と質問しましたが、松雄局長は「意見を頂くことはあるかもしれない。文化庁から、どう修復するか石垣部会に聴いて丁寧にやれと言われている」としました。
浅井市議は「教育委員会は、工事の副申書は文化庁の理解を得るまで一切出さないと発言があったが承知しているか」という質問をし、堀田室長は「その旨の答弁があったことは承知している」としました。
浅井市議は「搦手や二の丸庭園などの予算執行見込みが難しいのでは」と質問し、佐治所長は「それらは来年度に執行することを見込んでいる。年度内に毀損自己の原因究明と再発防止策を取りまとめたい。その上で、執行については万全を期して所期の目的を達成したい」としました。
浅井市議は「議会に議決を求める以上、覚悟をして予算計上しているのか」と質問し、松雄局長は「スピーディーに処理すべきことは処理して、新年度に円滑に執行できるよう全力を挙げたい」としました。
江上博之市議(共産・中川区)は「この部分の遺跡調査をするにあたって相談した座長、副座長は建築の先生と造園の先生。なぜ考古学の先生に相談しなかったのか」と質問したところ、堀田室長は「埋蔵文化財を担当する部会が明確に規定していなかったため」としました。
江上市議は「技術提案交渉方式は4年で工事を行うからで、505億円でもやむをえないという形で出てきたと理解している。しかし2028年10月であればメリットは無くなるのではないか」と質問しました。
荒井主幹は「現在においてもこの事業を進めるために、技術提案交渉方式を採用したことは間違いは無かったと判断している」としました。
江上市議は「技術提案交渉方式そのものを見直し、基本協定そのものの見直しにもつながっていく」としました。
また、江上市議は「来年度予算案に計上してある、収蔵物を新たに設置する場所や、実施設計、木材保管費用を取り下げるべき」としましたが、荒井主幹は「必要最小限ではあるが本事業を続けていく、進めることが必要」としました。
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名古屋市はあくまでも木造復元事業を進めるつもりのようです。
議会は合法的にストップをかけることができます。
(名古屋城天守閣整備事業に関する基本協定書 第6条の3
議会の議決が得られない場合は、本事業を中止し、契約の締結をしないことがある)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170509-1.pdf2020年3月16日(月)午前10時 名古屋市議会経済水道委員会の付議議案審査で意思決定が行われます。
議会の判断を注目したいです。
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
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