20/3/2に名古屋市議会経済水道委員会が開催されました。
・20/3/2 名古屋市議会経済水道委員会配付資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/200302.pdf・20/3/2 名古屋市議会経済水道委員会(名古屋城関係分)
(名古屋市民オンブズマンによる、半自動文字起こしアプリによる文字起こし)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/200302-1.pdf名古屋市は、天守閣木造復元の実施設計について、実施予定部分、繰越予定部分、未実施見込み部分に分けて一覧を出してきました。
江上博之市議(共産・中川区)は「未実施の見込みは、石垣調査が出来ずに保全方針がない、基礎構造の方針を決定していない、見通しがないというのが前提か」と質問し、名古屋市は「そう」と答えました。
江上市議の「実施設計を繰り越すからといって、完成できる見込みがあるわけではないと思うが」という質問に対し、名古屋市は「文化庁の指摘事項に対応していくことで、事業の実現に向かっていく。実施設計を進めることができるという実績を進める必要がある」としました。
-------
20/3/3に名古屋城総合事務所に電話で確認したところ、
「実施予定」とは、2019年度実施予定、
「繰越予定」とは、2019年度にできない見込みのものを2020年度に実施予定、
「未実施見込み」とは、現時点において、2020年度の実施見込みがないので、2月補正で予算立てしない(繰越もされず、支出も無し。不用額になる)
という意味とのことでした。
また、2020年度予算案の実施設計 8900万と、今回の表は特に関係が無いとのこと。
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/cmsfiles/contents/0000125/125382/05kankou.pdf-------
実施設計は全部で15億6384万円の契約です。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/180523-4.pdf
2019年度当初予算では、実施設計については以下の予定でした。
・2019年度 6億9400万円
2020年度 1000万円
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/cmsfiles/contents/0000114/114536/kannkou.pdf うち、20/3/2資料では以下になっています。
実施予定 1億4300万+1億7000万
設計図作成
消防法その他関係法令手続き書類作成
施工技術検討業務
史実調査
現天守閣記憶伝承調査
地盤図作成
石垣モニタリング
繰越予定 1億+3100万
設計図作成
施工技術検討業務
史実調査
未実施見込み 2億8200万+3100万
設計図作成
建築基準法第3条適用書類作成
消防法その他関係法令手続き書類作成
積算業務
施工技術検討業務
史実調査
現天守閣記憶伝承調査
地盤図作成
石垣モニタリング等
2020年度当初予算案では、実施設計については以下記述があります。
・実施設計 8900万
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/cmsfiles/contents/0000125/125382/05kankou.pdf 設計図作成、現状変更許可書類作成など
地盤調査、天守礎石調査
-----
実施設計の完成の見込みがないまま、名古屋市は実施設計業務を続けようとしています。
市議会ではきちんとした議論もありません。
-------
名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm