名古屋市が、ステップなごやと名古屋農林総合庁舎第1号館・第2号館(国)、独立行政法人水資源機構中部支社がある敷地に名古屋城歴史博物館を構想しているという20/1/1中日新聞報道を受け、ステップなごやの土地と建物に関して情報公開請求した結果、以下資料を情報提供してくれました。
・国有財産無償貸付契約書
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/200122-1.pdf・許可証
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/200122-2.pdf・ステップなごや 建物登記 不存在決定
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/200122-3.pdf 名古屋市緑政土木局緑地管理課と、名古屋城総合事務所が説明してくれました。
1)ステップなごやの土地について
もともと当該土地は東海財務局が保有している。
2007/10/25に、東海財務局と名古屋市(緑政土木局)が都市公園として国有財産無償貸付契約書を結んだ。5年更新で、2回まで更新可能。現在2回更新しており、2022/10/15まで。
その後借りることがあればまた書面を交わす必要がある。
なお、ステップなごやができるまでは広場として利用していた。
ステップなごやの南側の地下には、中部電力の変電所がある。
2)ステップなごやの建物が出来る経緯について
都市公園法2条2項公園施設の中の展示施設として、名古屋城総合事務所から緑政土木局に設置の許可を求められ、 2019/10/1-2022/12/31まで許可を出した。
なお、ステップなごやの建物を建てるに当たり、東海財務局に話をし、契約書7条の3に基づく承認を受けた。
3)ステップなごやの建物の登記について
役所の建物は往々にして建物登記をしないことがある。
今回、ステップなごやの建物は登記していない。
名古屋農林総合庁舎第1号館・第2号館(国)、独立行政法人水資源機構中部支社の土地については、それぞれ直接聞いて欲しいとのこと。
なお、現在の金シャチ横丁(義直ゾーン)も、土地は東海財務局が保有しており、同じような仕組みとのこと。
現在の愛知県体育館も、土地は東海財務局が保有しており、名古屋市が無償貸付をして、愛知県に設置許可を出していると言っていました。
参考になれば幸いです。

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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm