19/11/29に、今池ガスホールにて名古屋城天守閣木造復元市民向け説明会が開催されました。
録画、写真撮影は許可が無いと出来ないと言われました。
・配付資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/191128-1.pdf (会場からの質疑についてはもうしばらくお待ちください。
文字起こしボランティア大募集中です。
office@ombudsman.jp )
19/11/28名古屋市議会本会議において、浅井正仁市議は木造天守の基礎構造である「はね出し工法」によって遺構を壊すことになり、本末転倒ではないかと指摘しました。
また、松雄観光文化交流局長は「石垣部会から、石垣の一部の毀損を前提とした基礎構造は認められないと、当初から指摘されている。文化庁からは、穴蔵石垣に遺構が残っている可能性を前提に基礎構造を検討するよう助言されている。」としています。
石垣部会の千田嘉博・奈良大学教授は19/11/28の記者会見ではね出し工法について「今は結論を出せない。石垣調査に基づき議論して、どの程度学術的価値があるのか、痛んでいるかを評価し、解体修理が必要か、はね出し工法が成り立つか明らかになる」としました。
そこで、名古屋市民オンブズマンが会場から「はね出し工法」について竹中工務店に3点質問しました。
・19/11/29名古屋市民オンブズマンによる質問と、竹中工務店からの回答文字起こし
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/191129-1.pdf1点目 実施設計は現在の石垣の調査と評価が終わるまで終了しないと考えてよいか。
→竹中「今後石垣部会の先生とじっくり協議させていただきながら、石垣の保全に向けてどういった目線合わせをしていくかというところを協議を進めていきたい」
2点目 実施設計契約は2020/5/29までだが、契約の変更(期限と金額)はあるのか。今後仮に期限が延びた際、金額はどうなるか
→竹中「今の契約期間で出来るかを、名古屋市と協議していこうという段階。設計期間の変更手続も、場合によっては必要になると考える」
3点目 19/1/23市民説明会の際、竹中工務店は「耐震性と史跡の保護を両立させた案は可能と考える」 と述べたが、その後の進捗状況は。
はね出し工法以外の工法が、現時点で提案できているか
→竹中「有識者と目線合わせをしながら整理していく。いろんなアイディアは出させていただく」
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結局、竹中工務店は「目線合わせ」という言葉でしかモノを語っていません。
はね出し工法以外の手法についても、具体的には述べていません。
今後も11/30(土)、12/2(月)、12/3(火)、12/4(水)、12/5(木)、12/7(土)と説明会があります。
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000122500.html市民からのいろんな意見や質問が聞けます。
ぜひご参加下さい。
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ