名古屋市民オンブズマンは、名古屋市会議会運営委員会が2018年11月19日から11月20日に神戸市・京都市に視察に行った際の懇親会時に、ふじた市議が暴言・暴力、西川・成田市議がセクハラ発言を行った件について、当該市議3名に対してそれぞれ視察旅費42,660円と1か月分の議員報酬841,500円の返還を求める住民監査請求を19/5/15に行いました。
・住民監査請求書
http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/190515.pdf↑特別監査室長に住民監査請求書を手渡す、新海聡・名古屋市民オンブズマン代表(中央)
その後、丹羽ひろし新議長あてに、政治倫理条例制定の申し入れを行いました。
・申し入れ書
↑市会事務局主幹(秘書)に申し入れ書を手渡す、新海聡代表(中央)
政令市では5市に政治倫理条例がありますが、うち3市(千葉市・福岡市・熊本市)には、一定数の市民の署名で調査請求権があります。
・政治倫理条例 政令市調査(名古屋市民オンブズマン調べ)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/190515-2.pdf・福岡市議会議員の政治倫理に関する条例
http://www.city.fukuoka.lg.jp/d1w_reiki/reiki_honbun/q003RG00000018.html・政治倫理・九州ネットワーク 作成【市民モデル政治倫理条例案】
http://www.seirin.gr.jp/jyoureian.html名古屋市民オンブズマン代表の新海聡弁護士は「名古屋市議会には政治倫理条例がないため、議員の『たが』が緩んでおり、しかも選挙が終わって『みそぎが済んだ』となっている。
しかし『酒の失敗はあなたの失敗』だ。本件懇親会は公務に密接に関連している。
政治倫理条例がない現在、住民監査請求で何が行われたのか明らかにするしかない。
新議長が選出された今、住民監査請求を行った。丹羽新議長は『現段階では議会として調査などは考えていない』と発言したという。再発防止策として政治倫理条例制定を真剣に検討して欲しい」としました。
住民監査請求人である名古屋市民オンブズマンの内田隆は「19/3/18河村たかし名古屋市長定例記者会見で『早急に検証委員会を立ち上げる』と述べているものの、19/5/13に市長室秘書課に確認したところ、担当者も決まっていないとのこと。
政治倫理条例があれば、市民が調査を請求し、政治倫理審査会が調査・審査できた」としました。
↑記者会見に備える、新海代表(右)と事務局長の滝田誠一弁護士(左)
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・名古屋市民オンブズマン 議会改革ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/gikai/index.htm