19/4/20、市民グループ「見張り番」結成30周年記念懇親会が大阪弁護士会館地下レストランで行われました。
「見張り番」は、1990年1月、大阪市の公金乱脈事件をきっかけに、怒れる市民約200人で結成した市民によるオンブズマン運動の草分けです。
https://mihariosak.exblog.jp/30周年を記念して配布された資料がすごい!
過去、見張り番の活動によって返還された税金が、住民監査請求で167億7036万円、住民訴訟で41億1336万円。
合計208億8372万円が行政に返還されたことがわかりました。
https://mihariosak.exblog.jp/30549747/過去に行われた住民監査請求一覧もまとめられており、180件もの住民監査請求を行ってきたことがわかりました。
https://www.ombudsman.jp/data/190420.pdf来賓として招かれた、全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士は「弁護士と市民が連携して税金の無駄遣いを追及するスタイルは見張り番が全国初。
仙台・名古屋がまねて、全国に広まった。」としました。
同じく来賓として招かれた、全国市民オンブズマン連絡会議事務局の内田隆は「過去、見張り番15周年(職員厚遇+警察)、20周年(三セク)に参加した。その後政務活動費や情報公開の学習会講師として招かれた。
考えてみると、大阪で市民が問題としたことが数年後に全国でも問題視している。大阪は日本の問題の最先端だ。大阪での市民の取り組みが全国の活動に非常に役に立っている。今後も一緒に頑張っていきたい」としました。
弁護団からは、「現在の行政は、見張り番の追及によって30年前ほどでたらめではないが、『市長のメールは公文書だ』など新たな問題追及も行っていて、全国的に波及もしている。まだまだ追及出来る余地はある」という声が出ました。
市民からは、「町内会問題がきっかけで見張り番に入ったが、活動しているうちに行政全体の問題が見えてきた。」という声が上がりました。
しかし、会員の高齢化が進んでいるため、さらに広く会員を募集していこう、法人化してはどうか、という声が上がりました。
最後に、内田が「包括外部監査通信簿作成への支援を19/4/25まで募集しているのでぜひともご協力をお願いしたい」と訴えました。
https://readyfor.jp/projects/ombuds2019---------
「見張り番」の活動は非常に多岐にわたっており、参考になることが多数有ります。
見張り番に対して、市民の方々から、「なにも行動できませんが、カンパを振り込みたい」
との嬉しいお申し出もいただいております。入会でなくてもカンパ振込み歓迎です。コピー代、通信費の支出が主です。
郵便振込:口座番号00940-9-27964
宛名 「見張り番」 会費納入で入会としています。
会報発行時に会報をお送りします。
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・市民グループ見張り番
https://mihariosak.exblog.jp/・全国市民オンブズマン連絡会議 包括外部監査評価班
https://www.ombudsman.jp/houkatsu