19/4/8に河村たかし名古屋市長定例記者会見が行われ、2022年12月までに名古屋城天守閣木造化がほぼ絶望的になっている事に関し、河村市長はまたもや責任逃れを行いました。
19/4/8 河村たかし名古屋市長定例記者会見 名古屋城関係分
(名古屋市民オンブズマンによる半自動文字起こしアプリによる文字起こし)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/190408.pdf河村市長は、15/8/24に名古屋市市民経済局長に「指示書」を出し、「本件の全責任は私が取る」と書きました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/shijisho.pdf
しかしながら、2019年5月の文化審議会で現天守解体が認められなかった場合は「あり得ない。これだけ丁寧にやってきているのに。(辞任は)前提かどうかはしらんけど。」とするのみ。
記者から、上記「指示書」と、19/4/1記者会見の「関係者全員切腹」は矛盾するのではないかと聞かれても「矛盾しない。一人で責任を取るとは指示書に書いていない」としました。
その上で、「指示書の効力はまだある」と認めました。
・19/4/1 河村たかし名古屋市長定例記者会見
(名古屋市民オンブズマンによる半自動文字起こしアプリによる文字起こし)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/190401.pdfまた、石垣部会が「現天守閣解体の際の名古屋市が提案している工法は、石垣保全の観点から認められない」としたことについては、「こういう方法もある、こういう方法もある。といっているだけだ」としました。
市長は「文化庁のいうとおりにやってきた。丁寧が上にも丁寧に」を繰り返しました。
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市政記者クラブは、市長記者会見時に、どうして上記指示書、「石垣部会のまとめ」を全記者ならび市長に配付したうえで会見に臨まないのかまったく理解できません。
・19/3/29「特別史跡名古屋城跡全体整備検討委員会石垣部会のまとめ(試案)」
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/190329-0.pdf石垣部会が指摘しているのは、「1.天守解体のための機材を搬入するための仮設構台の下にある石垣の調査がまだ行われていない
2.内堀底面・御深井丸内側石垣調査がまだ行われていない
3.調査専門職員の人数不足」です。
河村市長は上記にまったく答えていません。
市長に記憶から都合のよいところだけを取り出して回答させるのではなく、書面を見せながら回答させないと、結局ごまかしになってしまいます。
また、市長が「文化庁の言うとおりに丁寧に」云々言っていますが、市長がただそう言っているだけで、文化庁が何を言ったのか、名古屋市がどう言ったのかはいまだに非公開です。
これでは本当に「丁寧に」やっているのかがわかりません。
・19/2/21 市民オンブズマン 事務局日誌
名古屋城をめぐり、名古屋市が文化庁訪問時の復命書等 情報公開訴訟提訴
https://ombuds.exblog.jp/27454928/なお、市長は「石垣部会さんも技術提案・交渉方式をとるというのは当然わかっとったんですから」としていますが、石垣部会には木造天守閣復元についてずっと議題にされておらず、具体的な木造天守閣復元の工法についてはいまだに議題にあげられていません。
・19/3/25 名古屋城石垣部会終了後の名古屋市会見
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/190325-7.pdf 宮武正登・佐賀大学教授:誤解のないように跳ねだし云々の木造天守に絡む基礎構造についてはいまだ石垣部会ではいまだ議題にはあがっておりませんから。(資料としてしめされていますが)こんなのが今検討しているようですと、参考としてはあがっていますけれども。
これが是か非かというような議論は今だ議題に上がっていないことをお間違えないように。
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なお、19/4/1市長会見で市長が発言した「名古屋市としては非常に丁寧に法律に従って文化庁、国交省と協議しながらその工法を左右することにも実は審査会みたいなものがあるんですよ。それは東京におられる、これ国交省から紹介してもらったけど設計士、建築を、名前はあれですけど、やりながら弁護士さんをやられとる人が中心になってこの方式でやっていいかどうか名古屋城をね。やっていいかどうか。そういう会がありました。そこでOKになっております。正式に。」の詳細を名古屋城総合事務所に問い合わせたところ、「H27.11.29 名古屋城天守閣整備事業に係る技術提案・交渉方式(設計・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施に伴う意見聴取会」のことだとのこと。
・15/11/29 名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザル実施に伴う意見聴取会(第1回)
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/151129-1.pdf「設計士をやりながら弁護士をされている方」は名古屋城総合事務所は確認出来なかったとしました。
ただ、大森文彦・東洋大学教授/弁護士が、一級建築士の資格を持っていたことを名古屋市民オンブズマン側で把握しました。
名古屋城総合事務所からは上記のように丁寧に回答頂きました。市長の思いつき、でたらめな指示に対し、市職員の担当者はなんとか対応策を考えてこれまでやってきたにもかかわらず、市長から具体的な追加指示もなくただ「死ぬ気で頑張れ」と言われているのが現状です。
市職員はこんなことで実際に死なないよう心より願います。
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
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