「名古屋城天守の有形文化財登録を求める会」が18/10/21に名古屋城シンポを行い、37名が参加しました。
・名古屋市民オンブズマン 作成メモ
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/181021.pdf

まず、動画「戦後復興のシンボル 名古屋城天守閣の価値」を見ました。
https://www.youtube.com/watch?v=SYYp0k9zEu8その後、名古屋城木造天守復元事業の基本設計約8億4000万円の返還を求める住民監査請求を158名が行ったと、住民監査請求人代表の森さんから説明がありました。
基本設計は、文化庁の同意を得て完成するとしていたものが、いまだに同意を得ていないのに名古屋市は「完成」したとし、約8億4000万円の基本設計を竹中工務店に支払ったのはおかしいとしました。
https://peraichi.com/landing_pages/view/protect-nagoya-castlehttps://www.facebook.com/1740949266229351/11月21日までに監査の結論が出、結果に不満があれば住民訴訟を提訴する方針としました。
今後、10月24日(水)午後3時30分~名古屋市監査委員室(名古屋市役所東庁舎5階)にて意見陳述を行うのでぜひ傍聴に来て欲しいとのこと。
http://www.city.nagoya.jp/kansa/page/0000110656.htmlさらに、一級建築士の高橋和生さんから、「名古屋城天守 漂流」と題し、木造復元事業で現在何が起きているのか、石垣問題と建築基準法の説明をしました。
石垣問題1 「まず石垣修復」と石垣部会の言うとおりにすると、コンペやり直しになる
2 文化庁「現天守を壊すなら、現石垣を傷めることなく壊せ」
3 石垣部会「石垣危険」 市「石垣は安定している」
4 熊本城は国土交通省がコンクリート天守を長寿命化・耐震改修中
建築基準法1 竹中はハイテク木造を「付加」する案を示した
2 しかし名古屋市は自ら竹中との契約を破った
3 「安全」の適用除外はない。
どうしてこうなったかは、2015年8月24日に市職員に出された河村市長の指示書のせいだとし、今後「有形文化財登録を求める会」として「現天守こそ本物」と言い続けるとしました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/181021-1.pdf会場からは、会の運営に対しての意見や、今後石垣をどうすれば良いのか、文化庁の方針はどうなっているのかなどの意見がでました。
名古屋市民オンブズマンの内田隆は、「これまで名古屋城関係で情報公開請求を多数行ってきたが、ほとんどが真っ黒で何が書かれているかさっぱりわからない。18/6/13に河村市長が文化庁を訪問したときに市長自らが作成したメモが、情報公開請求の対象となったが、残念ながら内容は全て非公開となった。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/180905.pdf開示を求めて18/10/23に審査請求するつもり」としました。
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名古屋城 本丸御殿+木造天守閣問題特集
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm