18/7/4名古屋市議会本会議で、名古屋城天守閣木造化木材製材費94.5億円契約について、
自民(2名を除く)・民主・公明・減税の賛成で可決されました。
・名古屋市民オンブズマン 自動文字起こしアプリによる文字起こし
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/180704.pdf・議案
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/180619.pdf・契約書
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/180612-2.pdf経済水道委員長は、委員会で以下要望が出たと述べるのみ。
一つ、木材の調達に当たっては、文化庁から与えられた課題を確実に解決し、現状変更許可の見通しを立てた上で計画的に行うこと。
一つ、総事業費の上限を505億円とすることは、市民や議会との約束であり、実現に向けて最大限の努力をすること
一つ、名古屋城天守閣木造復元事業について市民の理解を得ながら、市民とともに事業を進めて進めることができるよう、説明会やシンポジウム等、様々な場面において丁寧に説明していくこと
一つ、文化庁からの現状変更許可の取得に向けて鋭意努力し、総事業費の上限505億円並びに2022年12月の完成期日を遵守すること。
一つ、文化庁の現状変更許可の取得に際し、石垣部会、天守各部会ならびに復元検討委員会、加えて文化審議会に対して万全の準備を期して臨むこと。
その後質疑はなく、討論は共産党による反対討論はありましたが、賛成討論はありませんでした。
裁決時、ネット中継では誰が賛成したかわかりませんでしたが、共産党以外に
自民の2名が反対したと、田口かずと市議(共産)がtwitterで述べていました。
https://twitter.com/TaguchiKazuto/status/1014379077166194688 名古屋城天守閣の木造復元のための木材調達などを契約する議案に、共産党以外に自民党の議員2人が反対しました。文化庁が現天守閣の解体・木造化を許可する見通しがない中、木材調達を先行させる強引なやり方は、市民にさらなる負担をもたらす恐れがあります。
現時点では文化庁から現状変更許可を得る見通しは全く立っていませんが、市議会はチェック機関としての働きを自ら放棄しました。
「当局がんばれ」だけでは全く進みません。名古屋城関係職員は疲弊しています。
2018年7月中に行われる石垣部会・天守閣部会・文化庁復元検討委員会・名古屋市建築審査会で、議会の拙速な議決の当否が明らかになるでしょう。
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2018年7月4日 中日新聞社説
【社説】名古屋城木造化 シンボルになり得るか
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