ダム問題をずっとずっと追及している若いジャーナリストの
まさのあつこさんが、国の審議会(「有識者」が様々な件で議論し、答申や意見をだすもの)
で、市民に傍聴を許可しているのに議事録氏名は非公開となっているのは
おかしいじゃないかと問題提起をしています。
http://www.viva.ne.jp/blog/wonwonatsuko/archives/001133.html
確かにその通りだと思いますが、次のような疑問が出てきます。
・審議会の傍聴の可能・不可能は誰がどのように決めるのか
判断基準はどこにあるのか
・審議会の傍聴が不可能なら、発言者氏名を議事録に載せなくていいのか
全国市民オンブズマンの「全国情報公開度ランキング」では、
審議会は調べてないのですが、かつて自治体の「監査委員」の議事録の
開示請求を行い、議事録に氏名が記載しているかどうかをチェックしました。
http://www.jkcc.gr.jp/rank/07_01.html
現在、県公安委員会の議事録を請求し、氏名が記載しているかどうかを
チェック中です。
監査委員会、公安委員会とも、市民には公開していません(傍聴不可)が、
本来の仕事をしているかどうかをチェックするために、議事録の詳細な
記録とともに、委員の発言者氏名の記載は必要だと考えています。
実際の監査委員の質疑が細かく書かれているのを読むと、単なる素人意見や
思いつきしか言っていない事がよく分かります。
上記のことから、逆のことも言えるのではないでしょうか。
・議事録に氏名を記載するのなら、どうして市民の傍聴が不可能なのか
今後も議事録の氏名の記載について追及していきたいと思います。
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技術的なことを言わせていただくと、議事録作成の際には、大抵
録音をしているはずなので、「録音テープ」を情報公開請求することで、
事実上誰が発言しているか分かるのではないでしょうか。
今後の検討課題だと思います。
以上
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