2018年1月24日に、名古屋市南分文化小劇場で名古屋城に関する説明会がありました。
メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/180124.pdfその中で名古屋市は「現在の試算では確かに来場者は最高1時間3,000人から3,500人だが、木造名古屋城は最大1時間1,500人しか登れない試算をしている。しかし、今年3月末までに委託している調査業務委託で、収支計画や入場者見込みを精査中であり、現在の試算通りになるわけではない。一方、エレベーターの設置の有無も3月末までに方針を固める。現在検討中である、チェアリフトを使う際は、混乱を避けるため階段の利用を制限する可能性もある。それらも含めて今後試算を精査したい」としました。
試算通りでも半数は木造天守閣に登れず、もし試算通りに来なければ大赤字になってしまう。こんなずさんな計画が許されるものなのでしょうか。
「市が木造化の方針を決めた」を繰り返すだけで、根拠が全く示されておりません。現在募集中のパブリックコメントも、そのような資料なしに、木造化の方針を決めようとしています。
少なくとも3月末に、エレベーターの方針や収支予測がきちんと出てから、再度市民への報告会を行うべきです。今後数百年の名古屋城のあり方を決めるのですから、時間をかけてゆっくり市民合意を得る必要があります。
なお、竹中工務店は、現在の名古屋城天守閣の下にあるケーソン基礎の調査をしていないことを認め、木造天守閣にする際は、ケーソン基礎の中に杭を打つ工法を取る予定だ、と述べました。
しかし、ケーソン基礎の中に杭を打つ、ということを、文化庁が果たして認めるのでしょうか。
さらに、竹中工務店の末永さんは、「まずは史実に忠実を深掘りしている基本設計段階であり、これから現代の法律に合わせて、現代技術を付加していくことになるが、それは実施設計でおこないます。」と言いました。
これは、市との契約違反です。エレベーターのあるなしだけでなく、屋根が黒いか赤いかだけでも、それぞれ決めなければ基本設計と言えないのに、末永さんの発言はとんでもないです。今回の名古屋市との契約は、基本設計をまずまとめて、見積もりを提出し、その後、金額の議会承認があって、実施設計と調達・施工の契約です。基本設計でやり残したことを実施設計で取り返されるような契約ではありません。
エレベーターだけでなく、階段、換気設備、排煙設備、消化設備、構造の補強なども、必要なもの全てが入って、基本設計が完成します。
これでは、実施設計・施工のための議会承認を得るための見積もりも出せません。
「また、付加された現代技術のセット説明ができる用意ができたら、このような説明会を開かせていただいて、説明します。」と言いましたが会場からの「いつなんだ!」と言う質問には答えませんでした。
他にも、「せっかく楽しみに説明会に来たのに、資料も何もなく、大変失望した。」と言う声もありました。
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1人目 竹中に ケーソン基礎を活用するかどうかはいつ決めるのか
→ケーソンの中に杭を打つことを決めた
市に ピーク時、半数は木造天守閣に登れない試算だが
→そのような試算はしたが、現在精査中。エレベーター有無でも入場者が変わる。
2人目 聞いてもわからない、資料もない、このような説明では理解が得られない
→他会場の質問は後日ホームページで公開する予定。
戦災が及ばないような宣言をしないのか
→回答なし
石垣をどう修復するか明らかにすべき
→回答なし
コンクリート調査をした結果を見せろ
→内容は開示できるか検討する
3人目 地震対策は大丈夫か?
→回答なし
CGと違うものを作るのは詐欺
→だますつもりは全くない。協議、実験をして史実に忠実に作る。
4人目 2万人アンケートに不備があった
→回答なし
長寿命化してもたないという根拠はなにか?
→長寿命化の確証はない。調査はしていない。
5人目 竹中を優秀提案としたというのはお墨付きなのか
→プロポーザルで提案募集をし、国のガイドラインに基づき優秀提案を選んだ
6人目 資料がなく失望している
→今回、竹中工務店と基本協定結んでからの説明を行った。
それ以前の優秀提案の説明までは考えていなかった。今後参考にする
プレカットでやるのか。職人の勘は?
→プレカットは生産性とスケジュールを確保するため。
どういう仕上げにするのか大工の皆さんのお知恵を借りたい。
7人目 現状でも桜の時期などエレベーター待ちで2時間待つ。
500人の下駄箱を用意するとあり、1日に8000人しか登れない。どうするか?
→名古屋城は姫路城の2倍あり、十分こなせると思っている。
内苑と本丸など入場料をわけてはどうか
→一つのご意見として参考
8人目 石垣を触らずに立て直すことは出来ない。文化庁は許可を出さないのではないか
→文化庁から、石垣についてお話しは頂いていない
時期は一つの目標として工期を努力する
木造3階以上は違法建築
→建築基準法3条4項を適用し、建築基準法除外特例が可能。
関係諸官庁と合意形成が必要となる。
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説明会終了後、参加者は会場にいた市職員に対し、「1月23日説明会の時、河村市長が説明会に参加せず、お酒を飲んでいたことをTwitterでにあげていた」証拠写真を見せました。
https://twitter.com/kawamura758/status/955748523273699328参加者は、市職員に対し「このような市長のもとで働く市職員が大変お気の毒だ。」と言うと、市職員は深く頷いていました。
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5回の説明会で、延べ340人ほどしか参加しておりません。これでは市民への十分な説明はできていません。しかも、質問は合計で34人しかできず、その9割は木造復元に反対もしくは疑問でした。
1/16(火)100人 6人質問
1/18(木)43人 5人質問
1/19(金)60人 5人質問
1/23(火)100人 10人質問
1/24(水)40人 8人質問
1月28日(日)には、河村市長も参加してシンポジウムが行われます。ぜひご参加ください。
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名古屋城天守閣木造復元「市民向け説明会」・「シンポジウム」
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000100606.html
名古屋市及び株式会社竹中工務店からの説明
質疑応答
平成30年1月24日(水)午後6時30分~午後8時00分 南文化小劇場
「シンポジウム」の開催 ※市長出席
天守閣をテーマとした講演会
名古屋市及び株式会社竹中工務店からの説明
質疑応答
市長からの総括
平成30年1月28日(日曜日)午前10時00分~午後0時30分 鯱城ホール
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm
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