17/12/7に名古屋市議会市議会経済水道委員会が開かれ、名古屋城の石垣詳細調査に関する補正予算3億4000万円についての意思決定がなされました。
自民:賛成
民進:賛成 石垣調査 文化庁と密に連携すること
公明:賛成
共産:反対 石垣部会から指導を受けられず、石垣調査が中断し再開のめどが
たっていない中、補正予算を提案するのは問題
減税:賛成
共産党の2名以外賛成し、原案通り可決されました。

石垣部会が言うように、名古屋城石垣詳細調査は木造天守のための事前調査ではありません。「石垣自体の本質的価値・現状を工学的・考古学的に調査して必要が
あれば適切な修理を行う」というものです。
しかし、ほとんどの市議が石垣詳細調査は「木造天守のため」と信じて疑いません。市もはっきりとは言いません。
全体整備検討会議座長の瀬口哲夫氏「石垣部会は安全性を考慮していない」発言で、石垣部会は激怒しており、瀬口氏の謝罪・発言撤回無くしては石垣部会は現在の石垣調査、今後の石垣詳細調査に協力しないと明言しています。
こんな中で補正予算を可決する市議会の気持ちがまったくわかりません。
情報をきちんと共有せず、二枚舌を使う名古屋市。まともな議論をしない名古屋市議会。今後石垣調査だけでなく、エレベーター設置・バリアフリー問題、耐震・防火問題、文化庁がそもそも木造天守閣建設を認めるかどうかなど問題が山積です。
遅かれ早かれ、名古屋市は2022年12月完成目標を変更しないといけなくなります。
お金の絡むことなので、早めに方針転換をした方がよいと思いますが、このまま突っ走ってしまうのでしょうか。
-----
なお、名古屋市は、平成30年度当初予算案として実施設計、史跡内仮設工事、監理設計等支援業務委託等として10億4100万円+7億400万円を提案しようとしています。
・実施設計+仮設工事 起債 9億7300万円
・設計監理等支援業務委託等 一般財源 6800万円
・実施設計 30-32年度 7億400万円 起債
また、今後2億円の寄付を集めるのに1億円の税金(一般財源)を使って機運醸成を図る計画です。
・名古屋市 平成30年度予算要求内容の公開 22ページ目
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/cmsfiles/contents/0000099/99534/30yosanyoukyuunaiyounokoukai.pdf平成29年12月20日(水曜日)まで意見募集中です。
http://www.city.nagoya.jp/zaisei/page/0000099534.html少なくとも、名古屋市が当初描いていた以下スケジュールは見直すべきです。
・2017/11 保存活用計画案が全体整備検討会議で承認
・2017/12 市議会で保存活用計画案を審議
12/20まで H30年度予算意見募集締め
・2018/1-2 保存管理計画パブリックコメント
・2018/2末 「木造復元に向けた調査業務委託」発表
竹中工務店 「基本設計」完成予定
・2018/3 保存活用計画策定・公表
・2018/5/7 天守閣閉鎖予定
----------
名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-26211953"
hx-vals='{"url":"https:\/\/ombuds.exblog.jp\/26211953\/","__csrf_value":"5f69a1303f8d9f242419d33d851c0d7b2026085c0941bce146573a3585c7a5d95bbbd657c028f656540a3a7b2ae2f4b63191d40e638b9853ca5757a0af8ce961"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">