17/8/1、名古屋市議会経済水道委員会は、委員会終了後名古屋城に現場視察に行きました。
そこには有識者がいて、現場視察した後、現地の会議室にて有識者・市議・市職員との「懇談会」を行ったとのこと。
マスコミは参加できたが、市民は傍聴は出来ませんでした。
「懇談会」終了後、名古屋城総合事務所に確認したところ、「石垣有識者は3名参加した(北垣、千田、赤羽)。視察に参加した議員13人には配付した資料があったが、マスコミには配布していない。また、議事録は作るつもりはない」とのこと。
私は「名古屋市議会として公式に現場視察を行っておきながら、議事録を作らないという根拠は何か」と聞いたら「調べて折り返し返事する」とのこと。
その後電話で回答がありました。「議会事務局としては、正式な委員会としては、開会の挨拶はした。そのあとの現場視察は勉強会で委員自体は自由参加。議会事務局としては議事録は作らない」とのこと。
名古屋城総合事務所としてどうなのかと聞いたところ、「現段階では起こしていない。未定。必要があれば起こす。議事メモを作るかまだわからない。議事メモをどうこれから扱っていくか。現段階では起こす予定ではない。実際問題として、議事録を作る体制を取っていなかった」とのこと。
当方としては、「議会委員会の議員は全員参加しており、有識者も市職員も仕事として参加している。今の市の内部の議論には、市民が存在していない。
このままでは文字に残らず、どのような話があったのかまったくわからなくなる。名古屋市は木造天守閣を400年残すつもりとのこと。どのような経緯で作られたのか後世に残さなくてよいのか。
また、市長は情報公開を掲げている。検討結果を文字に残すことは極めて重要だ」と要望しました。
その後、名古屋市に対して「17/8/1市議の名古屋城視察時に配付した資料(委員会傍聴者に配付した資料を除く)」を情報公開請求しました。
また、名古屋市会会議規則21条に基づき議長に報告される要領を入手したいと思います。
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・17/8/1 名古屋市議会経済水道委員会 配付資料(傍聴者用)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170801.pdf --------
○名古屋市情報あんしん条例施行細則
第9条 実施機関の意思決定に当たっては行政文書を作成すること並びに事務及び事業の実績について行政文書を作成することを原則とするものでなければならない。
http://www.reiki.city.nagoya.jp/reiki_honbun/i502RG00001057.html#e000000300○名古屋市会会議規則
第21条 委員会が付議された事件について審査又は調査を終えたときは、委員長は、その要領を議長に報告しなければならない。
http://www.reiki.city.nagoya.jp/reiki_honbun/i502RG00000022.html○名古屋市議会基本条例
第6条3 議会の会議等で用いた資料は、積極的に公開する
5 議会は、市民が傍聴しやすい環境を整備する。
http://www.reiki.city.nagoya.jp/reiki_honbun/i502RG00001202.html○名古屋市会委員会条例
第16条 委員長は、書記をして議事の記録、出席者の氏名その他必要な事項を記載した記録を作成させ、これに署名又は押印しなければならない。
2 議事の記録は、録音テープその他の媒体(以下「録音テープ等」という。)をもとに作成する。
3 秘密会の議事及び委員長が取り消させた発言並びに録音テープ等は、公表しない。
4 第1項に規定する記録は、議長が管理する。
http://www.reiki.city.nagoya.jp/reiki_honbun/i502RG00000023.html--------
以下石垣視察の様子(名古屋市民オンブズマン作成)
【名古屋城天守入口】
市職員 名古屋城石垣 ひび割れ 戦災の影響と言われている
黒っぽいところは雨だれ
赤色っぽいところが戦災と言われている
市議 どこを調査するのか
市職員 調査は面自体
調査は今後
最初は表面 今後中も
文化庁と協議中
【名古屋城天守北側】
市職員 天守台北側 左の下ポッコリ出ている
はらむ 調査をする
今後調査等 ボーリング調査 石垣の根元調査
有識者と踏まえて進めて行きたい
底に見えてる ボーリング調査
内容は有識者と相談
有識者には考え方は概ね理解していただいている
地盤調査 3箇所程度
ボーリング調査 10箇所
角の部分 調査をやった方がいいと言われている
発掘調査についてご議論
【歩きながらマスコミに対し】
千田 石垣が空襲の熱で焼けてしまっている
表面だけなのか中までか調査する必要がある
加藤清正が作った石垣 大変貴重
【大天守地下一階 穴蔵】
市職員 資料の青いところ
上の方が平面 縦に上の方
丸井が井戸
石垣補修のために文化庁申請
一部取り外したのではないか
積み直されているのか、資料が正しいのかご議論
写真などみて石垣をご議論
市議 ここはどうやって調査するのか
どう行った位置にあるのか 裏は?
市職員 先生たちと相談しながら
外した方が良いか相談する
外すには業者がいる
市議 後ろがコンクリートになっているか
市職員 おそらくなってある
例えばレーダーで確認
昭和25年
昭和32年〜35年 再建
石垣を触ったのか触ってないのか
今は分かっていない
図面でしかわからない
石垣の内側と外側
今後レーダーもある
市議 石垣を外すのか?
補助金申請書はある
完了届が見つかっていない
市職員 探し中
写真等も出てきている
内側の石は補ったもの
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城天守閣特設ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm-------
2017年08月01日 18時57分 NHK
天守閣木造化で市議から慎重意見
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170801/5585971.html2017年8月1日18:45 CBC
名城復元 石垣の調査次第で工期の遅れも
http://hicbc.com/news/detail.asp?id=000445112017/08/01 19:22 東海テレビ
名古屋城天守閣の木造復元 名古屋市「石垣の調査結果によっては工程見直しも」
http://tokai-tv.com/tokainews/#28241-------
↑市議に石垣の説明をする名古屋市職員
↑石垣の底の様子
↑石垣の重要性を語る、石垣有識者の千田教授
↑大天守地下一階穴蔵で説明
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↑大天守入口に掲げてある看板。「耐震性能がまずい」と言われても、どうしろというのか?
↑2003年から14年間かけて復元している搦手馬出の石垣。まだ途中
↑至る所で調査・工事を行っています
↑ここも工事
↑本丸御殿復元工事
↑本丸御殿はエアコンがなく、中は大変暑い。17/8/1の最高気温34.6度。現名古屋城天守閣はエアコンが効いていて涼しい
↑バリアフリー対応がきちんとされている名古屋城本丸御殿。木造天守閣のバリアフリー対応はどうするつもりなのか?
↑本丸御殿観覧時は非常に厳しい条件が付いてきます。入口でペットボトルを飲み干しました。
↑金シャチ募金 10縁募金が入口でこっそり集められていました。チラシもこっそり名古屋城天守閣内においてありました。
↑スマホで見よう 名古屋城 いまどきQRコードも付いておらず、チラシもない。VRもない。