中日新聞が17/4/1に行った市長選挙立候補予定者2人による討論会の中で、河村たかし名古屋市長が、名古屋市職員から「名古屋城天守閣木造化できません」と言われた事を明らかにしました。
また、市職員から「『市長が全責任を負う』という業務命令書を書いてくれ」という要望を受け、実際に業務命令書を書いたとしました。
名古屋市民オンブズマンは、上記業務命令書を情報公開請求し、17/4/20に入手しました。
・平成27年8月24日 指示書 市民経済局長 宮村喜明殿 名古屋市長 河村たかし
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/shijisho.pdf市職員が「木造天守はできない。耐震改修だ。」といったにも関わらず、市長がトップダウンでさせた証拠ですが、市民としては「なぜ、役人が、木造天守はできない。耐震改修だと言ったかの理由が知りたい」です。
残念ながら、上記「指示書」で市民への説明は隠ぺいされました。
上記指示書は市民経済局長宛にはなっていますが、事実上名古屋市の全職員対象に、「名古屋城問題では市長の言うこと以外の提案や問題指摘などを封じた」業務命令書になっています。この文書の存在により、市長の命令の「木造」天守の構想の実現性が限り無く低いことが市の職員として判っていても、市長に対案を提案したり、見直しを言えなくなりました。
実際に、局長会議レベルで異論が出かかったにもかかわらず、発言できなかったようです。
つまり、河村市長は、市の職員からも批判も助けも貰えない(←自分がそれを拒んだ命令をしたせいです)、「裸の王様」になった証拠です。
17/4/23(日)投開票の名古屋市長選挙の結果次第でどうなるかわかりませんが、仮に名古屋城天守閣木造化を推進する候補が当選したとしても、建築基準法(国土交通省)違反、復元検討委員会(文化庁)の許可もそう簡単におりそうもない、入場者数試算もきわめてずさんな名古屋城天守閣木造化が、現在想定している2022年12月に完成する可能性はまずなく、木造天守閣が無事着工するかの見通しも立ちません。
着工したとしても、完成後に収支見通し通りになる可能性もほぼゼロです。
現段階では、2017年2月議会で可決した基本設計予算等10億円の契約はまだしておらず、新市長誕生後、5月に契約するとのこと。
名古屋市民の賢明な判断を期待します。
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・中日新聞 河村氏×岩城氏「闘論」(動画)(17/4/9未明まで公開されていました)
http://www.chunichi.co.jp/senkyo/nagoyashicho2017/movie/touron.html(2)政策実現、実行力 18:35~
「わしも長い事政治をやってきましたので、これ国会議員。
例えば減税もそうだけどね。
子ども委員会も途中で気づいたけどね。ロサンゼルス行って。
これが必要だというやつはそれはひっぱっていかないと。
名古屋城の天守閣木造化もそうだがね。
あんまりこんなとこで言っていいかわからんけど、
職員から『木造化はできません』いって。『これはもう流れがあるからコンクリートで補修です』と。
『もし市長がそういうのなら業務命令書書いてくれ』いって。
こういうこといってかんと埋もれてまうといかんで歴史の中に。
そんな事やらせるのかと。と言ったんだけど『書いてもらわないといかん』。
『木造化に取り組む。業務命令とかいて』。その下にこれも書いてくれ。
『全責任は市長が負うと、そこ書いてくれ』。」
そこまで言ってやらないと、要するにそのいろんなパターンがあるけどね。
2兆6000億円もあるんだから、企業会計までいれると、いろいろありますけど、
これだというやつ、これだという大きな流れを変えるのは
相当頑張らないといかん。相当頑張らないといかん。」
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城天守閣木造化ページ
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