名古屋市が空見地区に新展示場を計画しようとしている件で、17/3/17名古屋市議会経済水道委員会に対して提出した資料で、東邦ガスが土壌汚染について自主調査部分をした具体的な地点が判明し、過去のプラント跡地のみ調査し、他工場で発生した汚染土壌を処理した設備その他の場所は調査していなかったことが判明しました。
・17/3/17 名古屋市議会経済水道委員会説明資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170317.pdf・空見地区における大規模展示場整備にかかる知事の指摘事項と本市の考え方について
http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/170317.pdfまた、河村たかし名古屋市長が16/2/1に大村秀章愛知県知事に対し、空見地区新展示場に関する見積もり資料を提出していたことが新たに判明しました。
それによれば、建設費約250億、移転費10億、新駅24億、土壌汚染対策費(記載せず)、土地代年2億円となっています。
これまで議会に書類を提出していませんでした。
なお、名古屋市が2000万円かけて16年3月に発表した「大規模展示場の整備可能性調査」で、稲永展示場の建設費見積もりは963億円であったことも判明しました。
・稲永ふ頭における大規模展示場の整備可能性調査 概算事業費内訳(フェーズ1)
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000084850.htmlこれらについて、名古屋市は市議にも市民にも報告せず、しかも担当主幹は県に対し、市環境局にも無断で「東邦ガスが自主的に土壌調査をし、市環境局と協議を重ねた上で、汚染範囲及び対策方法を決めて適切に処理された旨、市として報告を受けている」とし、市議にも「過度な心配はない」と説明していたことが判明しました。
さらに、当該土地は戦前は飛行場であり、石炭ガラをまいたという話もあるとのこと。
http://underzero.net/html/tz/tz_470_1.htmhttp://airfield-search2.blog.so-net.ne.jp/nagoya-airfield許認可権を持つ愛知県知事が「できない」といい、土地を持つ東邦ガスも「愛知県と名古屋市が話し合わなければ貸さない」というだけでなく、土壌汚染の可能性があり、しかも見積もりは愛知県には極めて安く報告するも、実際にかかる値段はその数倍にも及び、議会・市民にはそれら事実をきちんと報告せず、知事の発言をねつ造してまで、なぜ河村たかし名古屋市長は空見での新展示場にこだわるのでしょうか。
ここまでハードルが高いことがわかっている事業を強引に進めようとする行政は見たことがありません。
これで議会が予算を認めるとしたら、上記を不問に付すことになります。
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名古屋市民オンブズマン 新展示場問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/tenji/index.htm