H25年度和歌山県議政務活動費 領収書を入手しネット公開

市民オンブズマンわかやまは、16/12/21に和歌山県議会議員のＨ２５年度政務活動費の収支報告書及び証拠書類を会のＨＰにアップしました。
http://www.naxnet.or.jp/~wa_obz/Action/2016/H25SeikatuDoc-1.html
広く市民にチェックを呼びかけて、意見も募集しています。

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２０１６年１２月２１日
市民オンブズマンわかやま　　　　
代　表　　阪　本　康　文　　　
代　表　　松　井　和　夫　　　
和歌山市十二番丁１０番地
（この件の連絡先090-2104-2252畑中)

平成２５年度政務活動費収支報告書＆証拠資料等の当会ＨＰでの公開について

　当会は、県議に交付された平成２５年度の政務活動費に関して、当会が所持している情報公開請求により開示された政務活動費収支報告書＆証拠資料等について、当会のホームページに、本日より公開することにしましたので、このことについて、ご説明いたします。

１　この間の経過
　(1)　私達は、これまでも機会ある毎に、名称が政務調査費のときからその支出の透明性を高めるために領収書の添付はもとより①海外及び県外視察報告書の作成と添付、➁県内外活動報告書の作成と添付、③会計帳簿の添付及び④収入額に対応した支出額報告への改善などを求めてきました。とりわけ、政務活動費に名称が変わり領収書等の添付が義務づけられるようになった平成２５年度の支出において、昨年１２月に、森礼子議員が使途したモンゴル視察費の全額返還を求める私達の住民監査請求を受けて、森議員は全額返還するということがあったことから、領収書の写しの義務づけだけでは不透明であるとして、透明性を高めるよう求める要望もしてきたところです。
　また、今年開催された第２３回全国オンブズ大会において、議会ホームページへの公開は、政務活動費の使途の透明化には領収書等のホームページ公開が必要不可欠であるとの考えに至り、そのことを要望する全国一斉行動を行うこととなり和歌山県・市は１１月１０日にその陳情を行いました。
(2) そうしたことを背景に和歌山県議会は、本年度から海外視察報告書の作成と提出を義務化することで合意されていることが１１月下旬に公になりました。一歩前進したとはいえ、その義務づけのみでは、まだまだ不十分でありかつ、ホームページの公開は、検討段階にも至っていないというような状況であり、地方自治法１００条１６項において議長に努力を求めている使途の透明性の確保が未だ不十分であると言わざるを得ません。
　(3) 地元のオンブズマンからネット公開の陳情を受けた鳥取県議会では、１２月７日に、全証拠資料を公開することを決めたことが報じられていました。決める際、「県民感覚からすれば公開した方がよい」「何もやましいことはない」との声が上がり、減額や後払い制の導入も今後議論されるようになった、と言われています。こと程に、何もやましいことがなければ公開することに何の支障もないことなのです。
　(4) 私達は、議長に対し透明性を確保されるようその努力を求める活動を、今後も展開していく考えです。その活動の一貫として、この度、当会のホームページに証拠資料等を公開することにした次第です。

２　公開資料の内容
　　市民オンブズマンわかやまのＨＰで公開する政務活動費の資料は、①平成２５年度に、②４０議員（欠員２）が使途した（会派分を含まない）③収支報告書とそれに添付される全証拠資料（修正報告分含む）の写しです。それらをＰＤＦ形式で閲覧できるようにしました。

３　検索方法
　　インターネットの検索するところに「市民オンブズマンわかやま」と入力してクリックするとトップページが表示されます（添付資料のとおり）。次に、表示されたトップページの「県議会議員のＨ２５年度の政務活動費　収支報告書と証拠資料」と記載のあるところをクリックすると「和歌山県議会議員名簿」が表示されます（添付資料のとおり）。その名簿にある議員名のところをクリックするとその議員の資料が表示されます。

４　公開の意義及び県民目線でチェックした意見募集
　(1)　平成２５年度分は証拠資料が添付されるようになってはじめての資料であり、ホームページに公開することが予定されていない支出内容であるだけに、県民目線でチェックすることの意義は高いといえます。だからこそ、多数のみなさんに是非見ていただくことを呼びかけ、感想を含めて、県民目線からみた率直な意見をお寄せいただきたく、その募集を致します。是非、お寄せ下さい。
　(2)　そのポイントは次のとおりです。
　 　①　使途の透明性が確保できていないと思われる支出（すなわち、その証拠資料ではどのように使われたか分からないと思う支出）について、どの議員のどの支出かの具体的な指摘。
　 　➁　政務活動費という私達の公金から支出するべきではないあるいはあるいは相応しくないと思う支出について、どの議員のどの支出かの具体的な指摘して下さること。
　　 ③　その他感想および意見。
　(3) 連絡は次のメールかＦａｘ及び郵送にてお願いします。
　　 メールアドレス　 wa_obz@naxnet.or.jp
　 　Ｆａｘ　　０７３－４３３－２７６７
　 　郵　送　　和歌山市十二番丁１０番地　本山ビル３階
　(4)　お寄せいただいた意見・感想は公表させて頂きますので、匿名希望の方はその旨表記されることを求めます。

５　今後の公開について
　　引き続いて、会派分を含め平成２６、２７年度分の公開も検討していますが、資料の開示費用がネックになっています。１枚１０円とはいえ、枚数が５～６千枚になると乏しい当会の財政事情では高いハードルになっています。今回の２５年度分の際にも募金を訴えさせて頂きましたが、特別に、開示請求費用に供するための募金のご協力を募り（送金先等は当会ＨＰに掲載）、すすめていきます。

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全国市民オンブズマン　政務調査費・政務活動費　特設ページ
http://www.ombudsman.jp/seimu.html