ブログパーツ
カテゴリ
全体 政務活動費 政治資金 名古屋城 持続化給付金 秘密保護法 鉄鋼スラグ 地方創生交付金 情報公開度ランキング 原発と情報公開 包括外部監査 議会改革 弁護士報酬 警察 メールは公文書か 黒塗り公用車 議会 請求権放棄 裏金 選挙に行こう 内閣官房機密費 塩漬け土地 民営化と情報公開 費用弁償 指定管理者 外郭団体 大阪 万博・リニモ 経済産業省 全国大会 市民運動とブログ インターン・ボランティア 談合 海外視察 講演 口利き・働きかけ記録制度 監査委員 協働論の死角 国会議員 天下り タイアップニュース 名古屋高速 選挙ポスター 国民訴訟 議員派遣 公共事業 外務省 予算編成過程の公開 情報漏えい 情報公開法 行政委員月額報酬 市民税減税 3セク損失補償 あおなみ線 仕組み債 名古屋市政 直轄事業負担金 住民訴訟費用の原告負担 都構想 介護福祉サービス 大震災とオンブズマン NPO 政治倫理条例 カジノ・公認ギャンブル 官製ワーキングプア 議員通信簿 公安調査庁 防衛省 その他 楽しい節電 共謀罪 ビートルズ 武器輸出 図書館 リニア 年金 マイナンバー 新国立競技場 プレミアム付商品券 サミット・G20 主権者教育 住民訴訟 軽過失免責 大規模展示場 アジア競技大会 ボストン美術館 国家戦略特別区域諮問会議 社会福祉協議会 名古屋市教育委員会 森友学園 民生委員 町内会 教育委員会 学校給食 瀬戸市 議会の懲罰濫用 訴訟費用請求 重要土地調査規制法案 東栄町 文書通信交通滞在費 個人情報保護条例 岩倉市産廃処理費用 新型コロナ 情報公開 当選無効 マイナ保険証 ハラスメント アクセスログ 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 ここを訪問された方々へ
:合計:昨日:今日 個別連絡はメールでoffice@ombudsman.jp ******************************** ☆全国市民オンブズマン連絡会議は、市民のカンパで支えられています☆ ******************************** 人気blogランキング ********************************* リンク *全国市民オンブズマン連絡会議 *名古屋市民オンブズマン *全国オンブズ 警察問題特設ページ *各オンブズアンテナ *ツイッター ombudsman_jp *秘密保全法に反対する愛知の会 *mixi「市民オンブズマン」コミュニティ *公務員の不祥事 *(ほぼ)日刊まっきー。 *てらまち・ねっと *みどりの一期一会 *ネットde監視、地方議会 *さがみはら市民オンブズマン体験記 *市民オンブズパーソン中野 *定年後、どう社会貢献するか *ダム日記2 *指定管理者制度って、どうなの? *みつこの「環境・子育て・まちづくり」 *斎藤邦雄 ページ *市民の目フォーラム blog版 *市民オンブズマン福井 *情報公開クリアリングハウス事務局日誌 *田中孝男 リーガルレポート日誌 フォロー中のブログ
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
天下り
政務調査費
情報公開度ランキング
協定
警察
口利き
債務保証
再就職状況
再就職状況の公表
三セク
市民の目フォーラム北海道
随意契約
損失補償
統一地方選
道南市民オンブズマン
函館市議
品川区
名古屋高速
名古屋市
裏金
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2016年 05月 15日
名古屋市民オンブズマンは16/5/15にシンポ「これでいいのか?名古屋城天守閣木造化と市民参加」を開催し、60名の参加で大盛況でした。
・配布資料 http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160515-1.pdf まず、名古屋市民オンブズマン代表の滝田誠一弁護士は「名古屋市民オンブズマンのスタンスとしては、木造化賛成でも、反対でもなく、『進め方がこれでよいのか』という視点でのシンポを行いたい」と述べました。 名古屋市民オンブズマンの内田隆氏は、これまでの名古屋城天守閣木造化の経緯を説明し、「市民の意見を聞くはずの市が行ったタウンミーティングに16回中14回参加したところ、市長の説明がころころ変わること、市民が意見を言っても一方的に返事をされて意見を行く態度がないこと、入場者数の根拠が薄いことが分かった。 現在行われている竹中案報告会に5回中3回出席したが、タウンミーティングと基本的には問題点は変わらず、参加したい人だけが参加するものになっている。2万人アンケートに報告会チラシを入れても各会場10名程度しか参加していない。情報公開もあまりされず、無作為抽出のアンケートと言っても説明書きが誘導的で、しかも根拠が薄いものだ。単なる箱モノづくりにすぎないが、市長の独断で決めていること、『民意を聞いた』という外皮をまとっていることが特徴的」と述べました。 続いて、名古屋大学法学研究科の田村哲樹教授は「熟議民主主義の必要性」と題して講演されました。 民主主義とは、みんなのことをみんなで決めること。実はいろんな形式がある。「熟議民主主義」とは、多数決でもなく、単なる参加でもなく、話し合い中心の民主主義。「数の力」ではなく、理性/理由(reason)中心の民主主義。 続いてシンポジウムに移り、名古屋文理大学基礎教育センターの井上治子教授(社会学)は「木造化2万人アンケートが実施されているが、論争中の一方のみが提示した資料に基づいて回答させるものなので、熟議民主主義に資するものでないことは明らか。 ただ、名古屋城天守閣木造化の問題に熟議の考え方を当てはめようとした時、以下の疑問も浮かんでくる。 ①名古屋で『わかりあえない』という個人化がどの程度進んでいるか。 ②名古屋で政党リーダーと個人が本当に直接結びついているか。 ③市民参加制度は運用こそが重要だが、この問題で実際にミニ・パブリックスを行うとしたら、誰が主催し、 どういう司会が適切か」と問題提起されました。 まず①に関し、「自分たちのお城がきれいになるというそこはなとない嬉しさ、郷土愛などは軽視されるべきではないのか?」という井上教授の提起について、田村教授は「郷土愛は様々なグラデーションがある。多様な人を抽出して意見を出してもらえば分かるのでは。また、人と人との間だけでなく、個人の中でも意見のグラデーションがあり、多様な考え方が出れば意見を見直すことがある」と述べました。 名古屋市民オンブズマンの新海聡弁護士は、「離婚など家事調停の現場では、敵意むき出しの2人で合意できそうでなくても解決方法はある。ただし調停など『制度』がなければ合意はできない。重要なことほどお互い納得して合意しないといけない」と述べました。 会場からは「そもそも来場予測などはテクニカルな話で、民主主義の支配にそぐわないと思う。また、熟議民主主義は、意見を固執する人には負けてしまうのではないか。」という意見が出ました。 田村教授は「無作為抽出で集まった市民は、きちんと熟議できるとの指摘が多い。それが制度の力とも言える。もしも自己の意見への固執が多く見られた場合は、『熟議的な場にならなかった』ことを批判的に検討すればよい」と述べました。 次に②に関し、井上教授は「名古屋城天守閣木造化推進派の市民運動もある。権力者や企業が実態を隠し草の根運動を装って行うことを『人工芝運動』と呼び、名古屋市においても市長派の運動を『人工芝運動』と批判する意見があるが、その見方には違和感がある。たとえ市長にけん引されていても、市民が意見を言ったほうがましではないか。 市長がリーダーシップをとる市民運動としての集団が、名古屋市には実際にあるのではないか。 熟議民主主義を考えるなら、市長対市民の図式に捉われ過ぎず、市民同士の理解を深めるために、オンブズマンはサイレントマジョリティの心情把握にさらに努力できる余地があるのではないか。 新海弁護士は「市民オンブズマンは、もともとデモも署名もいやだが、何かモノを言いたいというところから始まった。情報公開という事実を基に役所に意見を言ったら、役人は驚いて記者会見まで開いて対応した。『意見が届いた』という実感があった。 しかし、2001年に小泉純一郎が『税金の無駄遣い』と言いだしてから、『税金の無駄遣い』と言うのが嫌いになった。事実のレベルに戻り、事実がおかしいと言い続けたい」と述べました。 田村教授は「中京大学の松谷満准教授は、石原知事・橋下市長・河村市長の支持基盤を調査したが、河村市長だけ参加主義的支持が多かった。他ポピュリスト的首長とは異なり、市民参加と結びついているのでは」と述べました。 ③に関し、井上教授は「制度があっても不十分なケースが多いことを実感している。運用が良くなければ、実質的に市民は意見が言えなくなる。田村教授の話を聞くとミニ・パブリックスを名古屋城問題についても実施したくなるので、具体的方法についてご意見を伺いたい。5年前の市議会リコールの際は、中日新聞が主催してパネルディスカッションを行い、参加する前と後で意見が変わったかを参加者に聞き、変化があったことを確かめた。」と述べました。 田村教授は「ミニ・パブリックスは、第三者が実行委員会などの形式で行うのが望ましい。そこでは少人数グループでの議論と、全体での議論が行われる。『司会』の役割が重要なので、司会能力を持つ人の育成は重要な課題だと思う。パネルディスカッションを市民が聴く方式は、それを聞いて考えを見直すことができるので、次善の策としてはあり得る。」と述べました。 会場からは「大学の先生の話は優柔不断だ。行政マンだったが苦慮の末決断した。新海弁護士は憎たらしいことを言うが、責任を持って発言しているのは立派。期間が決まっているときにどうすのか、もっと真剣に分かりやすく教えてほしい」という意見が出ました。 田村教授は「原子力発電依拠率についてミニ・パブリックスが行われた。時間がない中、議論が不十分で決定すると、納得できずにかえってうまくいかないことが多い。深刻な問題こそ時間をかけてすべき。 本来、国会より地方のほうが議会と行政がチェックできる仕組みになっている。お互い熟議するように制度的に調整の仕組みを設けるべき」と述べました。 会場から「河村市長の手法は大問題。自分の主張を推し進めるためいかにも市民の意見を聞くような形を取っている。独善的なやり方だ」「若い世代にとっては、憲法改正問題こそ熟議民主主義が必要ではないか」という意見が出ました。 田村教授は「今の政府は、熟議民主主義で憲法改正問題を議論するつもりはない。市民側からの憲法改正に関する熟議民主主義の動きはない」と述べました。 新海弁護士は「ある作家は若いころ外国人の問題を友人に話したら『なんか人権のにおいがする』と言われてショックを受けた。人権が嫌い、民主主義が嫌いと、食わず嫌いの若者が増えているのではないか。 個人と政治家が結びつくのは、世界でも例がある。人権感覚、民主主義という前に『勝手に決められたくない』という価値は分かるのではないか。」と述べました。 最後に、新海弁護士は「『民主主義は多数決だ』とプロの政治家が言っているのにショックを受けた。民主主義自体に不信感や無力感を感じてしまうのではないか。最近『熟議民主主義』という言葉を知り、ぜひ田村先生にお話を聞きたいと思い企画した。みなさん『民主主義の理想形』の話を聞いて元気にならないか。理想論ではあるが、理想は必要だ」と述べました。 -------- 名古屋市民オンブズマン 名古屋城天守閣特設ページ http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm ------ ↑「熟議民主主義の必要性」講演を行う田村哲樹教授(名古屋大学法学研究科) これまでの名古屋城天守閣木造化の経緯を説明する、内田隆(名古屋市民オンブズマン) ↑対市長でなく、市民同士の対話こそ重要ではないかと述べる、井上治子名古屋文理大学基礎教育センター教授 ↑『民主主義の理想形』の話を聞いて元気になったと述べる新海聡弁護士(左)と滝田誠一弁護士(右)
by ombuds
| 2016-05-15 23:06
| 名古屋城
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||