16/5/12に名古屋市港小文化劇場で開催された「名古屋城天守閣の整備 市民向け報告会」において、名古屋市民オンブズマンのメンバーの「収支計画と入場者数見込みについては市議会での提案通り、検討委員会を立ち上げて専門家やコンサルに見てもらったものか。検討委員会を立ち上げていなければ議会軽視ではないか」という質問に対し、「収支計画については公認会計士と相談済み」とのみ答えました。
入場者数については答えなかったため再度聞くと「入場者数についても公認会計士と相談済み」とのこと。入場者数をきちんと検討できる公認会計士なのかどうか、大変疑問です。
検討委員会は立ち上げておらず、専門家による来場者数のチェックを受けていないことを事実上認めました。
名古屋市は、入場者数見込みについてリニア開業など外的要因を考慮せず、本丸御殿公開や金シャチ横丁など内的要因のみ考慮に入れていると説明しています。
名古屋市が名古屋城天守閣木造化の返済が終了すると試算している2069年には日本の総人口が7698.4万人と予測されています。その後もどんどん日本の人口が減ると予測される中、毎年360万人の来場者数を維持できるという根拠は全くありません。
・国立社会保障・人口問題研究所
平成24年3月30日公表資料 出生中位(死亡中位)推計
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/sh2401smm.html#chapt11-1
天守閣木造復元は2069年までに建設費・利子・運営管理費等を含めると915億円もかかる大事業です。
・当日配布資料 26-27ページ
http://nagoya.ombudsman.jp/castle/160511-1.pdf
1割入場者数が減少するだけで34億円の赤字、5割入場者数減(180万人 現状と同じ)だと425億円の赤字となる計算となります。
あおなみ線はコンサルが需要予測を試算しましたが予測の22%しか客が乗っておらず、莫大な税金を投入しています。
http://www.ombudsman.jp/taikai/2014hazure.pdf
名古屋城があおなみ線の二の舞にならないという保証は全くありません。
名古屋城木造天守閣維持のため、税金投入が400年続く可能性もあります。
(その前に取り壊されるかもしれません)
また、「外国から多くの観光客が来るというが、英語で名古屋城ボランティアをしている人に聞くと、史実に忠実に復元した本丸御殿に対する外国人の反応が薄く、150億円かけて作っていると言うと一様に驚く。実際に外国人を含めてアンケートを取ったのか」ということについても、「本丸御殿建設時にアンケートを取り、来場者が2倍になるとなったため、今回の天守閣木造化でも2倍になると想定している」と答えるのみで、アンケートを実際には取っていないことを事実上認めました。
(本丸御殿のアンケートでは2倍で220万人来ると予測しましたが、現状は170万人程度にとどまっています)
なお、入場者数は80名程度と空席が目立ちました。
2万人アンケートの対象者が10名程度と、5/11より多いのが印象的でした。
5/11報告会と異なり、パワーポイント資料は全員に配布されました。
藤沢ただまさ市議会議長は、「耐震数字が悪いのであれば、明日からでも入場禁止にしないといけない」と述べました。また、会場の空席を見て「役所が『これが名古屋市のシンボルです』と作るのではなく、やるのであれば『みんなでやろうよ』という形を取りたい。6月議会で決めたい」と述べました。
また、会場からは「小中学校は耐震補強で老朽化した校舎で学んでいるのに、どうして名古屋城は木造で立て直すのか」という声に対し、河村市長は「名古屋城は400年前の図面が残っている。世界で唯一復元できるので全く意味が違う」と述べました。
最後に、司会者から熊本地震で避難者が過酷な生活を強いられており、さらに熊本城も多くの被害にあっているため、出口で熊本城支援の募金箱を置くとアナウンスがありました。
「熊本の人を支援する募金箱はないのか」と担当者に聞くと、「城つながりで熊本城支援のみ置いてある」とのこと。
熊本の方に、被災者支援と熊本城支援、どちらを優先すべきだと考えているか聞いてみたいです。
・当日動画(16/5/13 17:00以降視聴可)
https://www.youtube.com/user/maruhachitube
今後も、名古屋市は同様の説明会を2回開きます。ぜひご参加ください。
5/13(金)18時半-20時半 緑文化小劇場
5/15(日)14時-16時 鯱城ホール
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000082421.html
また、会場入り口では共産党市議が5/14(土)の緊急企画「名古屋城天守閣 あわてるな!木造化」のチラシを
配っていました。
http://www.n-jcp.jp/2016/04/14979.html
なお、名古屋城木造化の進め方を問うシンポジウムを5/15(日)午後1時半からウィルあいちで名古屋市民オンブズマンが開催します。入場無料。
ぜひご参加ください。
・5/15(日)シンポ これでいいのか?名古屋城天守閣木造化と市民参加
http://ombuds.exblog.jp/23096757/
講演:「熟議民主主義」の必要性
田村哲樹さん(名古屋大学法学研究科教授)
検証:これまでの名古屋城天守閣木造化の進め方
内田隆(名古屋市民オンブズマン)
パネルディスカッション:
田村哲樹さん
井上治子さん(名古屋文理大学基礎教育センター教授 社会学)
新海聡(名古屋市民オンブズマン)ら
コーディネーター:滝田誠一(名古屋市民オンブズマン)
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城木造化特設ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm

↑空席が目立つ会場

↑熊本城支援のみ掲げる
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