2005/11/17のブログで書いた都道府県議長会の海外視察問題で、ブラジル現地紙「
サンパウロ新聞」に続報が出ています。
サンパウロ新聞では、ネットに載っていない記事もあり、メールで送ってもらいました。
新聞そのものも郵送で送ってもらっています。
その後の経緯としては、日本で報道され問題となったので、
事実はどうだったのか現地に確認をするため、全国都道府県議長会が
今回斡旋の旅行社に口頭で依頼し、旅行社が現地にFAXしたようです。
それに対し、ブラジル日本都道府県人会連合会名で「報道は事実と異なる」
旨のFAXを議長会側に流した、とのことでした。
全国議長会に問い合わせ、ブラジルから来たFAXの写しをもらいました。
以下に転載致します。
--
FEDRECAO DAS ASSOCIACAO DAS PROVINCIAS DO JAPAO NO BRASIL
ブラジル日本都道府県人会連合会
Rua Sao Joaquim,381 3andar,sala35,36,Liberdade,Sao Paulo,SP
TEL(11)3277-8569 FAX (11)3207-5224
www.kenren.org.br/ e-mail:info@kenren.org.br
全国都道府県議会議長会
会長 高田 明 様
謹啓
時下、初冬の候、ご清祥のことと存じます。
全国都道府県議長会の皆様には、遠いブラジルの日系社会及びブラジル社会を
ご視察いただき厚く御礼申し上ます。
来る2008年6月には、ブラジル日本移民百周年を迎えます。
この機に今後ますます日本とブラジルの交流が盛んになることを切望致して
おりますので、全国議長会の皆様には、再度ご来伯下さいますようお伝え
いただけましたら幸甚に存じます。
さて、この度、ご心労をおかけいたしております「サンパウロ新聞の記事」に
つきまして、取扱旅行社に“事実確認のご依頼”をされたと伺いましたので、
茲に、実情を記すとともに同新聞の記事には“事実と異なるところもある”との
認識のもとに、県連及び参加県人会代表の責任のもとに、下記の通りご説明
申し上げる次第です。
敬白
出席者名簿
○丸橋次郎-在サンパウロ総領事館主席領事
○石橋隆介-独立行政法人国際協力機構サンパウロ事務所次長
○関根隆範-ブラジル日本文化協会第一副会長
○酒井清一-サンパウロ日伯援護協会会長
○菊地義治-ブラジル日本移民百周年記念協会総務副委員長
○川合昭-ブラジル秋田県人会顧問/百周年記念協会企画副委員長
○中沢宏一-ブラジル宮城県人会会長/ブラジル都道府県人会連合会会長
○石川準二-ブラジル秋田県人会会長
○竹下康義-ブラジル石川県人会前会長
○山田康夫-ブラジル滋賀県人会会長
○菅原農夫男-ブラジル香川県人会会長
○加藤忠久-ブラジル鳥取県人会会長
○原田昇-ブラジル徳島県人会
司会:中沢宏一-ブラジル都道府県会連合会会長
川合昭-百周年記念協会企画副委員長/ブラジル秋田県人会顧問
(1)全国都道府県議長会2005年南米地方行政視察団ご一行が懇談会開始
時間に遅れたことで、同新聞記事では、「連絡がないまま約1時間も
待たされた・・」となっていますが、予定の時間に遅れるという連絡が
ガイドの高橋氏から、コーディネーター役の中沢ブラジル県連会長の
携帯電話に入り、このことは、直ちに会場(ブラジル日本文化協会2階
第14号会議室)で待機していた出席者全員に、口頭及びマイクを
用いて伝えられたが、誰からも抗議はなかった。
(ブラジル社会では、交通事情や政治慣習により、遅刻はよくあることで
あり大目にみられている)
(2)「視察団一行は、靴を脱いだり・・・」云々とありますが、たとえその
ような事実があったにせよ、強行軍の日程で対応されておられ、お疲れ
なのだとご同情申し上げることであっても、その言動が顰蹙をかったと
いう事実はなかった。
(3)「閉会を1時間切り上げた・・・」と書かれてあるのは、実際には45分で
あり、当日は、予想外の交通渋滞とその後の行程を考慮し申し出を受け入れた。
各県人会との交流はすでに、前日丸一日をかけて十分に行われており、
早めに切り上げても何らの支障もないと判断し、同席の各県人会代表も
意義なくこれを受け入れた。
また、司会者(中沢氏)から、「不足するところは、午後7時(同日)からの
出席者全員による夕食会で・・・」と提案があり、懇談はその夕食会で
続行された。
(4)酒井清一サンパウロ日伯援護協会会長と菊地義治ブラジル日本移民百周年
記念協会総務副委員長の発言の時間不足であったことについては、会議の
席に前もって資料が用意されておりそれを読んでもらうことで了承された。
また、(3)同じく同日の夕食会で継続説明があり、なんら問題がなかった。
以上
上記の記述に相違ないことを署名して証します。
サンパウロ 2005年11月18日
中沢宏一 ブラジル宮城県人会会長 ブラジル都道府県人会連合会会長
石川準二 ブラジル秋田県人会会長
竹下康義 ブラジル石川県人会前会長
山田康夫 ブラジル滋賀県人会会長
菅原農夫男 ブラジル香川県人会会長
加藤忠久 ブラジル鳥取県人会会長
原田昇 ブラジル徳島県人会
--
ニッケイ新聞 2005年11月18日(金)
■「コロニアと見解違う」=議長会来伯団の批判記事=日系諸団体が遺憾表明=全国議長会に書簡送付へ
http://www.nikkeyshimbun.com.br/051118-71colonia.html
サンパウロ新聞 2005年11月22日
県議団とのコロニア懇談会を巡って㊥・組織を潰すのは阿諛追従の徒
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=8654
秋田魁新報 2005/11/24 19:38
県人会長が「報道に事実誤認」/県議らの南米視察で擁護の文書
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20051124i
秋田魁新報 2005/11/28 08:37
5年間で公費4356万円支出/県議の海外視察
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20051128a
--
以上
--
この記事を評価する
--
人気blogランキング