自治体議員政策情報センター 虹と緑 主催で、
全国政策研究集会2013in京都が13/8/23(金)24(土)に
京都の龍谷大学深草キャンパスで開催されます。
そのなかで、「市民の視点からの議員のあり方」と題し、
全国市民オンブズマン連絡会議 事務局の内田隆が8/24(土)に講演し、
25名の参加がありました。多くは地方議会の議員の方でした。
このような場に呼ばれるのは極めて珍しいです。
↑講演する、内田隆
最初に、議会改革が叫ばれ、多くの議会で議会基本条例も制定される中、
特に愛知県議・名古屋市議では昨今政務調査費の不正取得が報道され、
議員の信頼は地に落ちていることを説明しました。
また、これまで行政の不正を追及してきた市民オンブズマンがどうして議会改革に
取り組んでいるのか、とくに政務調査費にこだわりつづける理由を説明しました。
議会改革が進み、制度的には改善が見られる議会ではありますが、
議会での議論は良くなったかという視点から、近年各地で議員通信簿の
取り組みがなされており、特に内容を精査して議員通信簿をつけた
名古屋の取り組みを紹介しました。
2012年に地方自治法改正で、政務調査費から政務活動費に変わりましたが、
その際市民の意見を聞いたのかなど透明度を全国調査しましたが、
多くの議会で市民の意見を聞かずに改正していたことがわかりました。
市民の議会・議員不信は近年に無く高まっています。
市民は議会・議員に意見をいくらでもいいたいです。
議会は市民の意見を聞く実質的な制度を作るべきだし、
心ある議員は市民とともに議会改革に取り組むべきだとしました。
最後に、議会改革には、市民オンブズマンが行ってきた手法、つまり
他自治体との比較・ランキングがやはり有効ではないか、としました。
時間がなく言えませんでしたが、浅野史郎・神奈川大学教授(前宮城県知事)は、
地方議会は本来の立法機関の機能を回復すべきだと述べています。
議会・議員は、行政のチェック役だけでなく、立法機関の機能も
果たすべく議会改革してもらいたいですし、市民もそのように活動していきたいです。
・当日パワーポイント
http://www.ombudsman.jp/data/PPT130824.ppt
・当日配布資料
http://www.ombudsman.jp/data/130824-1.pdf
http://www.ombudsman.jp/data/130824.pdf
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・自治体議員政策情報センター 虹と緑
全国研究会 in京都 8月23日、24日 龍谷大学深草キャンパス
http://midorinotable.sakura.ne.jp/jouhou/