2013/2/20に愛知県議会本会議が開催され、市民に公開された議論なく
政務調査費条例を改正し、使途基準を拡大した政務活動費条例が
成立しました。
2/15議会運営委員会で、議長に改正の答申が出されましたが、
傍聴者には資料の配布がなかったため、内容が全くわかりませんでした。
2/20本会議開会直前、議会事務局に問い合わせたところ、
条例改正部分の資料は情報提供可能とのこと。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/aichiseikatsuhi.pdf
ただ、普通に本会議を傍聴した人には、この資料は配布されませんでした。
傍聴者に配布される資料は、開会順序が書いてある紙と
傍聴者へのお知らせのみ。
これではなんのことかさっぱりわかりません。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/130220aichi.pdf
なお、携帯は電源を切り、パソコンやカメラは持ち込み不可。
予定では、10時から本会議開会でしたが、直前に変更になった
とのことで、10時20分から開始となりました。
一般傍聴は20人弱。半数は若い女子学生風。と思ったら、
140人近くの高齢の男女が一斉に本会議場傍聴席に入っていきました。
聞くと、議長の関係者の団体とのこと。
10時20分から始まった本会議。議員やマスコミには、配布資料や
知事演説資料が配布されておりますが、傍聴者には全くありません。
「お手元に御座います資料の通り報告致します」では、傍聴者は
全くわかりません。11時13分まで知事の話が続き、
ようやく政務調査費条例改正の議題になりました。
すると、140名近くいた団体傍聴者が一斉に席をたちます。
残ったのは20名弱と衛視や傍聴者監視の議会事務局職員。
議会運営委員会委員長が趣旨説明を行い、4会派(自民・民主・
減税日本一愛知・公明)が賛成している旨説明し、
簡易採決として「ご異議なしと認め」原案どおり可決されました。
質疑もなく、11時20分まで7分間の出来事でした。
その後、北朝鮮核実験に対する決議をあげ、11時23分に閉会しました。
結局、市民に非公開の議会運営委員会理事会で政務調査費改正については
議論していたようです。
3/1(金)に、全国市民オンブズマン連絡会議に加盟する各オンブズは、
政務調査費改正の透明度等に関するアンケートを各議会に一斉提出します。
名古屋市民オンブズマンも午後行います。
「開かれた議会」の内実が明らかになることでしょう。
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全国市民オンブズマン 政務調査費 特設ページ
http://www.ombudsman.jp/seimu.html