2010年9月11日(土)に、日本弁護士連合会主催で第24回司法シンポジウム
「司法による市民の権利確立を目指して」が開催されました。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/100911.html
その「行政訴訟分科会」の中で、午後2時20分から3時20分まで
「公金検査請求訴訟パネルディスカッション」が行われ、100人を超える
弁護士・市民が参加し、大変盛り上がりました。
【公金検査請求訴訟】 内田隆氏(全国市民オンブズマン連絡会議事務局)
碓井光明氏(明治大学法科大学院教授)
畠田健治(大阪弁護士会)
豊永泰雄(大阪弁護士会)
その後、800人を超える参加者が集まった全体会で、全国市民オンブズマン連絡会議
事務局の内田隆が、当事者が司法を利用しやすい手段と基盤の整備をすべきだとし、
以下5点提案しました。
1.市民が公益的な裁判を行おうとしても、相談できる弁護士が少ない。
弁護士会や法テラスでも行政関係の相談窓口を設けて欲しい
2.公益的な団体への寄付をしやすい制度を求める
3.情報公開費用の無料化、情報公開請求・住民監査請求などの行政手続きへの
法テラスの扶助・援助制度の制定を求める
4.裁判の迅速化
5.行政訴訟にこそ、裁判員や参審制度など市民参加を
シンポ終了後、懇親会が行われ、日弁連会長の宇都宮健児弁護士と
話す機会があり、「市民オンブズマンはすばらしい活動をしている。しかし、
法律改正・制定を求めるのであれば、チラシを配り、デモを起こさないと
国会は動かない。」と、自らの体験に基づくアドバイスを頂けました。
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