名古屋市が財政状況を説明するのに作成していた「なごやしの台所事情」という
パンフをH22年度分は作成していなかった件について、名古屋市民オンブズマンが
名古屋市財政局財政部財政課に10/7/7に問い合わせたところ、
「印刷物は財政難のため発行しないが、web上で公開することにした。
名古屋市民オンブズマンに連絡していなかったのは失礼した」と説明を受けました。
http://www.city.nagoya.jp/shisei/zei/zaisei/jyokyo/zaisei_jijyo/h22aramashi/
平成22年度、名古屋市財政の収支不足は合計482億円が見込まれています。
・市民税減税 161億円
・通常の収支不足 321億円
それに対し、どのように対応したのかが詳細に記載されています。
・行財政改革 185億円
・職員給与改定 66億円
(人事委員会勧告分)
・財源対策 231億円
臨時財政対策債 80億円
行政改革推進債 50億円
財政調整基金取崩 30億円
未利用土地売却等 71億円
また、主な使用料などの改定などもわかりやすく記載されています。
最後に、「平成22年度予算を家計に例えてみると」ということで、
市税など自主財源を年収500万円として家計に例えて算出しています。
http://www.city.nagoya.jp/_res/usr/c/081/483/22kakeinitatoete.pdf
名古屋市が作成した財政の資料としては、もっともわかりやすいものだと思います。
市民が広く財政状況を知り、市民税10%減税で今後もやっていけるのか、
市民へのサービス低下はないのかどうかをそれぞれが判断する必要が
あると思います。
財政難を理由に、財政状況を広報するパンフレットを発行しないのは
本末転倒ではないでしょうか。
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