名古屋市が財政状況を説明するのに作成していた「なごやしの台所事情」という
パンフをH22年度分は作成していなかった件について、名古屋市民オンブズマンが
「中止にいたった経緯がわかるもの」を情報公開請求しようとしたところ、
「中止と決まったわけではない」との説明を受けました。
市財政課は,H21年度は20万円をかけてH21年5月に作成したパンフですが,
H22年度分について、H22年5月現在作成していないことは認めました。
しかしながら、「市財政についてどう広報するか検討段階である」として、
中止とまだ決定していない、と説明しました。
名古屋市民オンブズマンの内田隆事務局員は,「通常,予算がついてパンフを
発行しているのではないか。H21年度には予算がついていたのか。
H22年度には予算がついていたのか」と聞いたところ,市財政課は、「予算書の
どの項目で予算がついていたのか確認しないと分からない。"予算書”には
パンフ作成費とはこれまで書いてこなかった。より詳しいことが記載してある
"当初予算説明書”を財政局が作成しているか、確認しないと分からない。」との
ことでした。
よって、「なごやしの台所事情」H21、22年度の予算の明細がわかる資料を
情報公開請求しました。
10/5/20に情報公開窓口で問い合わせた際に,「今年度から取りやめ」と
説明しておきながら,「中止と決定していない」と説明をコロコロ変えるのは
市民の信頼を失わせます。
しかも、市民の生活に直結する財政に関する説明書について、作るのか
作らないのかもはっきり答えられないというのは、市民への説明責任を
全く果たしていないと言わざるを得ません。
・なごやしの台所事情 H15-H21版
http://nagoya.ombudsman.jp/data/daidokoro.pdf
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