名古屋市が、予算編成についてヒアリングを行うとのことです。
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/event/event/nagoya00075435.html
そもそも予算編成というのは、以下のようなスケジュールで行います。
http://www.city.nagoya.jp/shisei/zei/yosan/yosang/h22/nagoya00075246.html
・10月中旬 予算編成方針作成
・11月上旬 予算要求書の提出
・(12月末頃 財政課長査定)
・1月中旬 財政局長査定
・1月中旬から下旬 市長査定
・2月中旬 市議会で審議
予算編成過程の透明化をはじめた鳥取県では、予算要求段階から予算編成過程を
公開しており、広く市民の意見を聞ける体制を取っています。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=121360
18政令市の平成22年度予算編成過程の公開について調査してみました(10/1/7現在)。
札幌市、北九州市は、予算要求段階で資料を公表し、市民に1ヶ月間意見を聞いています。
・札幌市
http://www.city.sapporo.jp/zaisei/kohyo/yosan-kessan/h22/hensei/index.html
・北九州市
http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=24369
さいたま市・千葉市・堺市でも、予算要求の概要を公開しています。
・さいたま市 (款・局別金額のみ)
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1260855596137/index.html
・千葉市
http://www.city.chiba.jp/zaiseikyoku/zaisei/zaisei/yosan.html
・堺市(重点施策のみ詳細あり)
http://www.city.sakai.lg.jp/city/_zaisei/h22_yosankatei.html
今回の名古屋市は、予算要求段階、財政課長査定、財政局長査定を終えた段階での
意見募集です。しかも募集はたったの250名で3時間。
さらに、10/1/5段階で、ホームページに資料は掲載されておりません。
またもや、ごく一部の「市民」を集めて、「意見を聞いた」ふりをするイベントに
思えてしょうがありません。
財政課に問い合わせたところ、「局長査定が終わった段階で、
市長査定に入る前に市民の意見を聞く。市長査定で局長査定を
ひっくり返すことは可能。市長査定の金額の“枠”というのはない」
とのことでした。
また、「予算案(局長査定)は年明け、なるべく早くホームページに
掲載する」とのことでした。
「そもそもこんなヒアリングで“市民の意見を聞いた”と言うな」と申し入れを
検討したいところです。
また、予算編成過程の情報公開をマニフェストでうたっておきながら、
予算編成がほとんど終わった局長査定後の資料しか公開しないのは
羊頭狗肉であるとおもいます。
http://takashi-kawamura.com/pdf/nagoya/20090404.pdf
①行政資料公開
最終結果としての公文書はもちろん、会議や予算編成過程の関係資料などの
施策決定プロセスに関する資料、施策の執行プロセスなどの資料も公開する。
以下、名古屋市ホームページより
--
「平成22年度予算 パブリック ヒアリング」の参加者を募集します
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/event/event/nagoya00075435.html
名古屋市では、来年度の予算編成作業を進めており、編成途上段階
ですが、市民税減税をはじめとした新たな施策や、行財政改革の
取り組みについて公表し、あわせて、予算編成の参考とするため、
市長が直接市民の皆様のご意見をお聴きします。
開催日時及び場所
1.日時 平成22年1月17日(日)
午後1時から午後4時 (受付: 午後0時30分から)
終了時間を午後2時30分から午後4時に延長しました!
2.場所
デザインホール(ナディアパーク・デザインセンタービル3階)
(地下鉄名城線「矢場町」駅下車 徒歩5分)
募集内容
1.定員 250名(名古屋市在住・在勤・在学の方)
手話通訳・要約筆記あり
2.応募方法
往復はがきに、 1.郵便番号・住所 2.氏名(ふりがな)
3.電話番号 4.在勤(在学)の方は勤務先名・住所(学校名・住所)
を記入し、返信あて先を明記して郵送で応募
※1枚につき1名のみ応募可能。1名で複数の応募は無効
3.応募先(住所記入不要) 〒460-8508
名古屋市財政局財政部財政課 パブリック ヒアリング担当
4.締め切り 平成22年1月8日(金)必着(応募者多数の場合は抽選)
こちらからチラシをダウンロードできます。
http://www.city.nagoya.jp/_res/usr/c/075/291/wRwWwSwiwBwpw3wQZJm0fMwR.pdf
以上
--
人気blogランキング