名古屋市民オンブズマンは、運転手付き黒塗り公用車の廃止を求め、
名古屋市議会議長に面談しました。
また、愛知県知事・愛知県議会議長に対しても申入書を提出しました。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/091204shigicho.pdf
http://nagoya.ombudsman.jp/data/091204chijigicho.pdf
先月河村たかし・名古屋市長と面談した際、市議会議長にセンチュリーがある、
それは問題にしないのかと、市長はしきりに述べていました。
名古屋市長に言われるまでもなく、今回は名古屋市議会議長・副議長の黒塗り公用車と、
愛知県知事部局の黒塗り公用車の運行記録を調べて申し入れをした次第です。
名古屋市議会議長に対して、名古屋市民オンブズマンが直接面談して
申し入れたのははじめてです。

↑吉田隆一・名古屋市会議長(左)に申入書を手渡す、新海聡弁護士(右)
吉田・市会議長は、「現在の議長専用車は11年目で、本来なら買い換えの時期かも
しれないが、財政が厳しい折、車検を通してまだ乗り続けようと検討している。」と述べました。
名古屋市民オンブズマンの新海聡弁護士は、「そもそも黒塗り車がステータスと
思っているのは役所だけで、民間ではほとんど廃止している。
市民目線での市政の運営のために、まず隗から始める意味での黒塗り車廃止を
申し入れたい。本当に必要であればタクシーかハイヤーを借りてはどうか」と述べました。
吉田氏は、「私の場合は自宅が議会から近いので、例えば黒塗り車を廃止して自転車でも
よいかもしれない。しかし、自宅が遠い場合、分刻みのスケジュールで動いているので、
タクシーや自家用車などであれば、議会の定刻時刻に遅れるなどが考えられる。」と述べました。
新海弁護士は、「世の中の人は、黒塗り車に乗ってなくても、定刻通りに職場に来ている。
それが市民目線だ」と、意見のすれ違いが明らかになりました。

↑議会事務局員(左)に申入書を手渡す、新海聡弁護士(右)

↑県知事政策局秘書課(左)に説明をする、新海聡弁護士(右)

↑記者会見する、名古屋市民オンブズマンのメンバー
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毎日新聞 2009年12月5日
黒塗り公用車:オンブズマン、知事らに廃止を要請 タクシー利用、コスト減 /愛知
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20091205ddlk23010310000c.html
2009年12月5日 中日新聞
【愛知】名古屋市民オンブズマン、黒塗り公用車全廃を申し入れ
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20091205/CK2009120502000035.html
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