2005年に開かれた愛知万博の際のアクセスとして活躍した
リニモ(東部丘陵線)の経営大不振を受け、愛知県は100億円程度の
増資が必要と訴えているとの報道がありました。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090114c3d1401h14.html
元資料を情報公開請求しようとしたところ、任意提供していただきました。
http://nagoya.ombudsman.jp/data/linimo0901.pdf
平成20年度上半期の乗客は1日当たり17,700人と、需要予測の
約60%にすぎません。
本来であれば約278億円の長期借入金相当の「増資」が必要であるが、
当面(5年間)の債務超過を回避するため、100億円程度の増資が必要、と
県はしています。
しかしながら、「リニモの存続が不可欠との共通認識はある」という点が、
納得いきません。
また、今後も毎年5%ずつ乗客が増えていくという甘い需要予測をしています。
愛知県は、リニモの経営が悪化していることを知っておきながら、今回
はじめて情報を出して、各地に支援の依頼をしています。
「100年に1度の経済不況」の中、今後増資を重ねてリニモを存続
させるのか、それともリニモを廃線にして代替手段を検討するのか、
そこから議論すべきではないでしょうか。
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2006年 05月 10日 市民オンブズマン事務局日誌
リニモ 過去の調査結果
http://ombuds.exblog.jp/3075327/
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09/1/15 日本経済新聞
中部 リニモ、5年後に債務超過115億円 愛知県が見通し
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090114c3d1401h14.html
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