07/6/5に、自民党名古屋市議団に支払われた「共通経費」の返還を求める住民訴訟の高裁第1回弁論が開かれた。その際、補助参加人の自民党名古屋市議団側から提出された書証に、これまで秘密のベールに隠されていた「共通経費」の帳簿と思われる書類が添付されており、ようやく「共通経費」の実態の一部が判明した。
提出された書証は、西村健二元市議団長が自民党名古屋市議団を名誉毀損で訴えている裁判(07/5/23地裁判決 西村氏敗訴→控訴中)の、西村氏側から提出された07/5/1付の準備書面。その最後に、西村氏が平成15年度の4~6月分の「共通経費」帳簿の一部と主張する帳簿が添付されていたのだ。
自民党側が今回の書証を提出してきた目的は現時点では不明だが、帳簿を詳細に検討すると、飲食費が3分の2を占めており、「政務調査費として不適正な支出」ではないかと大変疑問である。
平成15年4月分の「共通経費」収入120万円のうち、支出が635,821円内訳は、本・新聞代が29,983円、「自由市民」取材活動費・印刷代が174,000円、コピー・ゴム印代が28,050円。飲食費としては、議員総会4回で194,375円、本会議昼食代3回で129,675円、懇親会2回で79,738円となっていた。
自民党名古屋市議団側がどのように主張してくるのか、今後の裁判が注目される。
名古屋市民オンブズマン・タイアップグループ
http://www.ombnagoya.gr.jp/
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