17/8/7に開催された「特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 第4回天守閣部会」の際に、傍聴者とマスコミに配布されなかった資料を名古屋市民オンブズマンが情報公開請求し、17/9/25に開示されました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170807-4.pdf残念ながら、天守の構造解析モデルなど「技術上のノウハウに関する情報を含む部分については、公にすることにより、法人の通常有する競争上の利益が損なわれると認められるため」非公開でした。
名古屋市は、名古屋城の耐震については「名古屋市としては、木造復元することで耐震化を図る」と繰り返し、今の建築基準法の基準以上を求めるとしています。しかしながら、構造解析モデルが示されなければ、本当に建築基準法の基準以上になるのかがわかりません。
また、現在の天守閣を耐震改修するのにかかる費用と耐震数値、木造化して耐震改修するのにかかる費用と耐震数値をきちんと比較しないと、木造化して仮に目標入場者数に届かない場合の税金投入の説明が付きません。
なお、現在検討しているのは「復元原案」であって、「復元案」とは異なります。
「復元案」がどのようなものになるのかはまだまったくわかりません。
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm