名古屋市空見地区新展示場を巡り、名古屋市が調査予算をつける問題で、河村たかし名古屋市長は、大村秀章愛知県知事が「調査費を認める」と発言したと主張している件で、名古屋市に対して知事と市長のやりとりを情報公開請求したところ、17/3/8 PM0:20頃に知事が市長に電話をかけてきた際の内容が公開されました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/data/170328.pdf大村知事は「共産の質問に答えて俺が調査費を認めたと言っとったけどそんなことは言っとらん!」としています。
愛知県ならびに大村知事は、名古屋市の空見ふ頭での展示場構想については一貫して様々な課題があるとしています。少なくとも16/2/1以降現在に至るまで変わっていません。
・平成 29 年 3 月 15 日委員会説明資料(9 頁)
『空見地区における大規模展示場整備にかかる市長と知事のこれまでのやりとり』についての愛知県の認識
http://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/235691.pdf河村市長は、17/1/30東京での立食パーティーの際、ボソボソと知事に予算に関する耳打ちをし、「その場で知事の了解を得た」ことを唯一の根拠としています。
しかしながら、市職員以外に誰も聞いておらず、しかも知事は当該日以前も以後も、了承をしていません。
どうしてこのようなことが根拠とできるのかは全く理解できません。
しかも、名古屋市のポートメッセ新1号館が4万平方メートル、愛知県が空港島で建設中の新展示場が6万平方メートル。
空見地区新展示場は5万平方メートルを予定しており、河村市長は17/3/8電話で「15万平方メートル県と市でやろみゃあ」と呼びかけるも、大村知事は「行政のことなんだ」として全く相手にしていません。
空見地区新展示場を作るには、愛知県並びに名古屋港管理組合の許認可が必要です。
土地所有者の東邦ガスも「愛知県と名古屋市が一致しないと土地は貸せない」と言っています。
名古屋市議会は、それでも2000万円の調査予算を認めました。市長も市長なら、議会も議会です。
空見地区新展示場ができると空港島展示場と競合するという事情を差し置いても、空見地区での新展示場構想には問題がありすぎます。
このような市政の進め方でよいのか、17/4/23投開票の名古屋市長選挙で市民の意思を示しましょう。
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2017年3月24日 愛知県
名古屋市会経済水道委員会への名古屋市提出資料に係る愛知県の見解等について
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/chiiki/tenji001.html-----------
名古屋市民オンブズマン 大規模展示場問題
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/tenji/index.htm