名古屋市は、16/12/12に「名古屋城天守閣の地震に対する安全対策について」を発表しました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161212.pdf
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名古屋城天守閣の地震に対する安全対策について
みだしのことについて、これまでの検討の結果を踏まえ、下記のとおり方針を決定しましたので、お知らせいたします。
記
・木造復元により安全性を確保する
・木造復元工事の進捗に伴い入場制限を実施する
・木造復元が実施されるまでの間、安全対策についてさらに検討する
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これだけではなんのことかさっぱり分かりません。
現在、名古屋城天守閣の前には「名古屋城天守閣の耐震性について」という看板が掲げられており、「■耐震診断の評価(Is値0.14、Ct・Sd値0.07) ・震度6強程度の大規模の地震に対して倒壊し、または崩壊する危険性が高い。」とあります。
名古屋城ホームページには、日本語、英語、中国語で上記記載があります。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/281128/index.html
にもかかわらず、木造復元が実施されるまで入城制限をしない、というのは意味がさっぱり分かりません。
しかも、どうして現天守閣の耐震対策をしないのか、については全く述べていません。
現名古屋城天守閣は、地震に対して実際はそれほど危険ではない、ということではないでしょうか。
違う、というのであれば、もっと説明すべきですし、早急に耐震対策を行うか、入城禁止をすべきです。
現状では世界中に名古屋城について誤ったメッセージを発してしまっています。
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城天守閣特設ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm