16/11/30に名古屋市議会経済水道委員会が開かれ、2020年7月から2022年7月までに名古屋城天守閣木造化期限を延ばす方針を名古屋市が優先交渉権者の竹中工務店に伝えたところ、竹中工務店から「工数の見直しに伴い、仮設工事や解体工事の着手時期が遅れるため、東京オリンピックによる建設需要の高まりの影響を受け、建設費が上昇することも考えられる」と指摘を受けたと名古屋市は発表しました。
具体的な建設費の上昇額は、市況に左右されるため分からないとのこと。
2022年7月までの新工程案(概要)は提出されました。
また、名古屋市は、「完成期限の見直しは法令に抵触するものではなく、熊本地震及び議会における審議を踏まえて見直した」と強弁しました。
・配布資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161130.pdf
・議事メモ(名古屋市民オンブズマン作成)
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/161130-1.pdf
河村たかし名古屋市長は、9月定例会で「2022年までに延ばし、事業費の減額についても検討する」と明言していましたが、逆に事業費が増額になる可能性が高まりました。
費用がいくら上昇するのか分からなければ、収支見込みも立てようがありません。
しかも、入場者予測・収支見込みについて、名古屋市は「今議会で補正予算を認めて頂いてから、第三者機関に依頼して正しいか判断していただく予定。2-3000万円ほどかかる見込み」
とのこと。
今回の補正予算約10億円を議会が認めた場合、総額505億円超を事実上認めることになります。
予測検証については、順序がまったく正反対です。
今後、12/2(金)午前10時半、12/5(月)午前10時半から、名古屋市議会経済水道委員会で審議がなされます。ネット中継あり
http://www.gikai-tv.jp/dvl-nagoya/
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城特設ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm