名古屋市民オンブズマンの2011年度―2015年4月に元愛知県議の半田晃士氏に支給された政務調査費・政務活動費合計968万890円の返還を求める住民監査請求に対し、15/10/15づけで一部棄却(3,430,890円分)、一部知事に対して調査研究費に該当するか判断して必要な措置を講ずるよう勧告(625万円分)が出ました。
勧告が出た625万円分について、15/12/28づけで、愛知県知事から「措置は不要であると判断した」と県監査委員に通知されました。
監査委員は「(625万円分については)半田元議員から示された書類のみでは調査研究費に該当するか否かが明らかでない」としたにもかかわらず、知事は成果物を精査することなく「趣旨に合致していると認められる」とし、受託者への聞き取りのみで「委託の実績を確認することができた」と判断しました。
・平成28年1月6日 愛知県監査委員
住民監査請求に係る勧告に基づく措置について(通知)
http://nagoya.ombudsman.jp/seimu/160106.pdf
1月18日(月)13時20分~ 名古屋地裁11階で合計968万890円の返還を求める住民訴訟の第1回弁論が行われます。
名古屋市民オンブズマンのコメント
このような結果が予想されたので住民訴訟を起こしたが、残念ながら予想通りとなった。
知事の調査が無力なものである以上、われわれ県民が訴訟で実態を明らかにするしかない。
---------
・平成27年10月23日 愛知県公報 住民監査請求の結果の公表
http://www5.pref.aichi.jp/kofu/3227-1.pdf
名古屋市民オンブズマン 政務活動費特設ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/seimutyousahi/index.htm